3/19未明から朝にかけて、驚くような出来事はありませんでした。
現場で作業に従事されている方々は、被曝による健康被害の恐れと戦いながら、懸命の努力が続けられているものと思います。感謝します。
テレビも通常の番組が増えてきました。
企業広告が自粛されているのでしょう、公共広告機構ACのCMばかりで食傷気味です。
さて、気になったニュースについて
東京新聞 3/18夕刊 (NHKなどでも同様の報道あり)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2011031802000158.html
危機的状況が続く東京電力福島第一原子力発電所の放射能漏れを食い止めるため、東京消防庁の大型化学車や送水車、特殊災害対策車など三十台が十八日午前、福島県いわき市に入った。自衛隊、警視庁に続き、消防も投入しての総力戦が続く。
派遣隊は、放射能災害に対応し、各種測定機能を持つ特殊災害対策車や、送水車とホース延長車で大量の水を遠距離まで送る「スーパーポンパー」、大規模火災に対応し毎分五トンを放水できる大型化学車など三十台で構成する。人員はハイパーレスキューを含め約百四十人からなる。
消防庁によると、十八日午前零時五十分に首相から都知事を経て派遣要請があった。同三時に東京都足立区内の第六消防救助機動部隊に集結し、現地に向け出発した。今後、現地の状況を把握し、具体的な活動内容を決める。
同庁関係者は「放水で冷却し、これ以上の放射能漏れを防ぐのが狙い。放射能測定が可能で、各種防護服も積んだ特殊災害対策車により、行ける所まで行くという形になるだろう」としている。
Wikipediaより
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E6%B6%88%E9%98%B2%E8%BB%8A
- ホース延長車 - ポンプ車等に搭載されている「ホースカー」を大型化させたものに当たる車両[3] 。阪神・淡路大震災の際に上水道の切断により消火栓が使えず消火活動に大きな支障をきたし火災の延焼を止められなかった教訓から開発された。総延長2000メートルにも及ぶ送水用の大口径(直径15cm)ホースを分割搭載しており、後述の送水車などと連携して海 や湖沼 、河川等の規模が大きい水利から現場へ送水作業を行う。ちなみに配備されている消防本部によってはコンテナ式とし資材搬送車として運用するケースもある。
- 大容量送水車 - 通常型ポンプ車を大幅に超える揚水・送水力のポンプを装備した車両。前述のホース延長車と連携して送水作業を行う。消防本部によっては運用上強力なポンプを装備している大型化学消防車にこの任務を請負わせホース延長車だけ新規購入するケースもある。
また新しい手段が出てきました。
昨日も同じことを書きましたが、色んな手を打つことは当然いいことですが・・・、とにかく遅い!
ヘリコプターや地上からの放水を見ていても、歯がゆいばかりの水量。
ひとつの燃料プールが2000トン、燃料棒を水中に沈めるだけならその1/3か1/4程度(500トン)でいいような感じだけれど、それに対して、地上の場合1回当たり8台の放水車でかけた水は50トン。絶対的に少ない。
こんなことは、プロならば初めから予見されていたはず。
阪神淡路大震災の教訓で開発した、こんな有用なものが今まで眠っていたというのか?
十八日午前零時五十分に首相から都知事を経て派遣要請があった。
って、遅い!!!
東電、安全・保安院、政府とも、いったい何をやってるのか!?
消防の方でも、要請される前に提案したらいいのに!
対応が後手後手にまわったせいで最悪の事態につながった、などということにならないことを祈るしかないです。