阪急電車 | ナンでもカンでも好奇心!(tomamのブログ)

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硬軟取り混ぜた種々雑多なネタについて書いてみようかと思います。
全くまとまりがないと思うけど、それが自分らしさということで。。。

相武紗季さんのことを書いた1/24のブログ(→こちら)で紹介した本『阪急電車』をようやく読みました。

阪急電車 (幻冬舎文庫)/有川 浩

¥560
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感想:面白かったです!

構成がうまいですね。

阪急電車今津線という短いローカル線を電車が進むうち、一駅一駅で一話ずつ短い話が展開する。
各回で主人公が変わるが、それぞれがちゃんと交差する。
そして約1年後(?)の折り返し。うまい。

自分は一時期宝塚市(阪急宝塚線の売布神社駅付近)に住んでいたことがあり、宝塚や仁川・逆瀬川辺りにも行ったことがあるし、「いい駅」の小林(おばやし)駅近くに会社の研究所があって何度か出張にも行ってるので、思い入れはひとしおです。

この本で一番のお気に入りは、二人のちょっと傷ついた女性たち、
 翔子(友人に彼を寝取られ、結婚式に出席して復讐する美人会社員)

 ミサ(外見だけはいいがつまらないDV男の彼氏と別れる女子大生)
とが知り合って、お茶を飲みに行くことになる、帰りの小林駅。
年上の翔子の最後の言葉、

お茶を飲み終わったら、きっとこの年になると作ることが難しい友達が一人増えていることだろう。

にぐっと来ました。

さらっと読めて心に残る、いい小説です。


さて、映画の方は、4/23関西先行、4/29全国ロードショーだそうです。
http://hankyudensha-movie.com/

(せっかくブログパーツが用意されてるのに、ちゃんと動作しない:涙)

配役は…

翔子:中谷美紀
 →いいですねー。昨日テレビで『ゼロの焦点』観ましたが、超美しい上に鬼気迫る演技でした。
  今回は自分の美しさを武器として仕返しするけど、本当は誰より傷ついた凛とした女性という役。ぴったりです!

ミサ:戸田恵梨香
 →今どきの女の子らしくて、こちらもいいですね♪
  彼女も神戸出身だったんだ。関西弁のイメージないけど。

相武紗季はどこ?と思ったら、空手部の兄を使ってミサをDVの彼と別れさせる親友役のようです。
出番はほんのわずかみたい。宝塚市出身なのに、ちょっと残念。

他に、若い女性では
・美帆(田舎出身の初々しいラブラブカップル) 谷村美月
・悦子(あほな社会人と付き合っている高校生) 有村架純
の画像も見つけましたが、イメージに合ったキャスティングでした。期待されます。

宮本信子とか、南果歩とかのベテラン陣も間違いないですね。(あ、女性しか確認してない:笑)

この原作とこのキャスティングで失敗するはずがない、とは言いすぎでしょうか。

映画にも期待です!