サイボーグ009の中で「なぜ神は」と常にその疑問と釈然としない想いを「神」と名乗るものにぶつけ続けます。
ブラックゴーストとの戦いと完結が初期であれば、この神々との戦いはサイボーグ009の中期にあたると考えていいでしょう。
初期のブラックゴーストとの戦いで全てが完結し、次に続く続編はあるべきではなかったと考える人も多いのだそうですけどね。
この「神々編」も私は好きです。
世界中で何かが起こるといつも「なぜ神は」といった009を思い出すのです。
旧約聖書の神様って、けっこう厳格で恐ろしいですよね。
ちょっとの疑いも許さないし、意志に背けば恐ろしい裁きが下されます。
人間が納得しかねるようなものでも、神の意志ならば絶対ですものね。
「じゃなんで創造したの?」という疑問が頭をもたげます。
手塚治虫氏の作品もそうなんだよなぁ。
「じゃなんで創造したの?」という疑問に常にぶち当たってしまうわけです。
徒労に終わるという虚脱感やら、一生懸命築いてきたものを一瞬でナキモノにするだけの創造主の力に、なんとも言えない「生かされている悲哀」を感じるのです。
とはいえ毎日の生活は「全て世はこともなし」というロバート・ブラウニングの一節の中にあるのですけどね。