A and B | 精神世界の鉄人のブログ

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UFOやチャネリング、霊、輪廻、超能力などの不思議な話題から、ビジネス、経済、政治、歴史、文化などの社会問題、そして、恋愛や結婚、ダイエット、旅などの現実的な話題まで、幅広く、日々感じたことを、書き綴ってみますね。

6年前のアメリカとイラクの戦争の間、いろいろな職業、立場の人たちと、いろいろな話をしました。どんな人と、どんな話をしても、いつもそのつど、新しい発見や学びがあって、面白かったです。

まず、あの戦争には、いろいろな要素が、絡んでいて、原因などを、解明するのは、大変に、難しいということでした。

いろいろな人が、いろいろな意見を、述べますが、おそらく、これらの無数にある意見の、全部が、正しいような気がします。

以前にも、書いたのですが、人間という生命体は、どうも、「真理は、一つ!」というふうに、結論をもっていきたがる傾向が、あるようです。

これは、学校教育の弊害だと、思います。子供の頃から、全ての科目のテストなどで、

「回答は、次の①~⑤のうちのどれでしょうか? 一つ選んで、丸をつけなさい。」

こういうパターンの問題を解かされてきているため、思考パターンが、つい、結論を、一つにしようとしてしまうようです。

さらに、わかりやすい例を上げると、選択肢が、AとBの二つあった場合も、常に、

「A or B」

で考える癖が、あるのです。

「どっちなんだ?」

という発想ですね。

実際には、

「A and B」

のパターンが、この世界では、多いのに、自分自身で、わざわざ、選択肢を狭め、答えを小さく、小さくまとめてしまうのです。

「愛している? それとも、憎んでいる?」

などという疑問は、典型的な例ですね。

これは、選択するという行為が、すでに、思考を、制限しています。

「A or B」

になっていますね。

実際には、

「愛している。そして、憎んでもいる。」

という状態の方が、恋愛でも多いようです。「愛憎」とも、言いますね。

「A and B」

ですね。

「矛盾」している状態の方が、現実世界においては、「自然」なのです。

この「矛盾」を、「間違い」だと捉えると、とたんに、世界観が狭くなり、頭が固くなります。


英語で、「パラドックス(Paradox)」という言葉が、ありますが、アメリカで、ダリル・アンカさんの「バシャール」のチャネリングセッションを受けた時、この単語が、頻繁に登場しました。バシャールは、

「パラドックスが現れた時、そこに、真実がある。」

と言っていました。

「両方です。常に、両方です。A and Bで、考えるようにしてください。」

と言っていました。

この、「A and B」で考える発想法は、次の時代に向けての人類の意識に、とても、重要な姿勢だと、私は、考えています。

「A and B and C and D and E」

というふうに、考えてもいいと思います。

「①~⑤まで、全部、正解!」

という回答方法ですね。

もちろん、全部正しいというのは、論理的に、無理がある場合が、多いのですが、これは、「視点」の違いです。

「違い」を見ずに、「共通項」だけを見るようにすると、全部正しいように、見えてくるから、不思議です。

この姿勢が、なぜいいのかと言うと、喧嘩になりにくいということです。

今度、気をつけて、仕事場などで、人が議論するのを、見ていたらわかると思うのですが、議論する場合、つねに、「A or B」の姿勢の発想法の人は、議論をすると、喧嘩になりやすいのです。

逆に、「A and B」で、発想する人は、まず、喧嘩をしません。また、話をしていても、余裕が感じられ、心地いいものです。

しかし、これができるようになるには、かなりの人生経験と、教養が必要だと思います。

いろいろな戦争の議論にしても、テレビや雑誌、インターネット上などで、たくさんの人が、議論しますが、ほとんどが、「A or B」で考えて、発言しています。

「自分の意見とあなたの意見、どちらが正しいのか、白黒がつくまで、とことん、決着をつけよう!」

というような姿勢ですね。

これは、「喧嘩」、そして、「戦争」のもとです。

「アメリカとイラク、どちらが正しいのか、白黒つくまで、とことん、決着をつけよう!」

「キリスト教とイスラム教、どっちが正しいのか、白黒つくまで、とことん決着をつけよう!」

「与党と野党、どちらが正しいのか、白黒つくまで、とことん、決着をつけよう!」

「戦争か平和か、どちらが正しいのか、白黒つくまで、とことん、決着をつけよう!」

こういう姿勢と同じになってしまうのです。全て、「A or B」の発想です。

日本人は、本来、「A and B」で発想することが、うまい国民だと思います。英語を話す場合などでも、「YES」でもなく、「NO」でもない、「SO SO」という表現を、よく使います。

これは、「優柔不断」でもあるのですが、同時に、「思慮深く考えている行為」でも、あるのです。


「ガラスのコップ」というのが、手元にあれば、それを、眺めてみてください。

上から見れば、「丸」に見えます。横から見れば、「長方形」です。斜め上から見れば、「コップ」です。また、物質レベルで、判断すると、「固体」でもあります。また、「ガラス」でもあります。これを、英語で言うと、「Glass」です。

「丸」、「長方形」、「コップ」、「固体」、「ガラス」、「Glass」

これらは、言葉が違うだけで、全く同じものです。

「これは、丸だ!」、「いやいや、長方形だ!」、「いーや、コップだ!」、「違う、個体だ!」、「何言っているんだ、ガラスだ!」、「違う、Glassだ!」

人間がやっている議論の90%以上は、上記のような議論です。

本当に、優秀な人たちは、このようなことが、見抜けます。


あと、オマケで、もう一つの選択肢を、あげておきましょう。

「AかBか、もし迷ったら、この二つの中からは、選択しなくてもいい。」

という方法があります。

「迷う」という行為自体が、「大した問題」ではないから、生じる行為という考え方です。

人生において、本当に大事な問題というものは、そもそも、迷ったりしないものです。

だから、迷ったら、

「そんなことで、迷っているのは、時間がもったいない。もっと、楽しいワクワクすることをしよう!」

という選択肢があるということです。これも、素敵な姿勢です。

「下手な考え、休むに似たり」

「三十六計、逃げるにしかず」

などのことわざも、ありますね。

学校のテストにしても、

「そもそも、そのようなテストなど、受けなくてもいい。」

という選択肢や、

「そもそも、学校など、行かなくてもいい。」

という選択肢も、あるということです。(笑)

「戦争」の問題にしても、テレビや新聞、雑誌などを観たり、読んだりするのも、ともいいことなのですが、

「戦争のことなど、考えなくてもいい」

「戦争の特集など、見ないで、もっと楽しい記事を読む。」

「戦争の番組など観ずに、楽しいDVDを、借りてきて、友達とワクワクする。」

という選択肢も、あるということです。

全く考えないのも、不自然ですが、戦争の情報ばかりに接すると、いわゆる、「悪い想念」に同調してしまうという問題点もあります。


何か、問題が、起こったら、一度、「A or B」で考えるのを、やめて、「A and B」で、考えてみてくださいね。

きっと、その一見、「矛盾」しているように見える問題の中に、宇宙の真理を含んだ、「パラドックス」があったり、「陰と陽」の融合が、あったりすると、思いますよ。

または、そもそも、「そういう面倒なことは、考えない」という選択も、ありです。(笑)



以上



トーマ

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PS 「アセンション」という現象は、いろいろな要素が、あると思いますが、その中に、「陰陽の融合」もあると、思います。具体的には、「A and B」の思考法です。「陰か? 陽か?」と迷ったら、「陰と陽」を、選ぶということですね。


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