さて、今回は少しコワイ話しになります。



こちらの続きです 




「門客神」もしくは「客人神」と呼ばれるアラハバキ。



ある一説では、たまにしか姿を見せない「客人」だった神様が主祭神になってしまい、門の外に祀られるようになってしまった、元主祭神と言われています。



摂社や末社といって、神社の境内には他の神様も祀られています。



主に主祭神とご縁のある神様が祀られているようです。




しかし、客人神は、門客神とも言われるように、主祭神の一番近くでありながら、門の外に祀られる事が多いのです。まるで、随神門の神様のように。




随神門の神様は、敵(邪気)の侵入を防ぐように配置され、お寺の山門の両サイドで風神雷神が睨みをきかせている感じです。



神社では、矢を背中に携えた人達が神田明神などで見られます照れ






これは、元々の地主の神様にホウキの神様になってもらって、玄関脇で邪気の侵入を防いでもらおう!



という意味で祀ったとも言えますが、ちょっと裏読みをした説もあります。






大和朝廷が蝦夷討伐を頑張っていた頃のこと。



蝦夷の人達は、とても強かったと言われています。


強かったのに、何故破れたのか…。



それは、朝廷側がずる賢くて、蝦夷は素直で騙されやすかったようなのです。





宴に誘ってお酒をたくさん振る舞って、酔いつぶれたところを殺してしまう…とか…えーん



お金や官位で釣ってしまうとか…笑い泣き



釣った人達や捕らえた人たちを、蝦夷同士で戦わせてしまうというやり方を結構していた模様ですもやもや




強い敵には、相手の力を利用して強いもの同士で戦わせるわけです。





これを、門客神で考えてみましょう。



捕らえた敵の大将を、門の脇に立たせます。


敵が攻め込むためには、まず、自分の大将に刃を向けなくてはいけなくなるのです。



敵にしてみたら、最強の人でもあると同時に、一番刃を向けたくない相手です。





これを、呪術的に行っているというのです。





大和のシャーマン(巫女)の時代、その後もずっと僧侶や陰陽師が政治の中枢にいた時代です。





呪術的な要素が無い方がおかしい。





この伊勢神宮の呪術的なことに関して新たに分かったことがあるのですが、話しがそれてしまうので、別の機会に…。






ここまで、アラハバキのハハキの意味や、客人神や門客神と呼ばれる理由を話してきましたが、次は「アラハバキ」と「客人神」を別の角度から見ていきます!



やっと、ニギハヤヒが登場しますよ~爆笑