年末に書いた、不動産売買記事、私のブログ記事中で今、最も読んで頂けているみたいです↓ 嬉しいです。

 

本日は、その続き、、、

 

立地良しの新築だけど、手を出すべきではなかったシェアードオーナーシップ物件。

 

当時の私達には最適な条件だと思った物件でした。

 

遊びたい、旅行したい、ジム行きたい、ネイルサロン行きたい、ビューティーサロン(脱毛)行きたい、ブランドものもたまには買いたい、、、な20代。

 

正直、そんなに貯金もないし、ローン払うだけの生活なんて嫌。

でも、フラット(日本でいうマンションやアパート)も欲しい。

とはいえ、ロンドン郊外(値段が全然違う!)に住むのは嫌。

 

こんな感じでフラット購入とは無縁そうな私でも、月々のローン返済額も高額でなく、手の届く立地良しの新築物件。

しかもロンドンポストコード!これ重要です。

 

ロンドンポストコード、ポストコードって郵便番号のことです。

ロンドンって一口にいっても、色々定義があって、M25という、環状モーターウェイ(高速道路)内をロンドンと呼ぶ広義な「ロンドン」(配達可能地域などでよく用いられるロンドン定義)とか、GREATER LONDONとINNER LONDONと実は区別されています。

厳密な行政区的には微妙に違いますが、前述のM25がほぼGREATER LONDONといわれるエリアです。それに対して、INNER LONDON呼ばれる、本来の(?)狭義なロンドンは、方角がわかるポストコードが付与されているところなのです。

例えば、ECで始まるのは、Eastern Centralを指し、東側セントラル、それに対して、WCで始まるのは、Western Central、西側セントラル。

NWはノースウェスト、SWはサウスウェスト、Eは、イーストとなっています。

E, EC, N, NW, SE, SW, W のWCの8つがINNER LODNONポストコードと定義されています。

 

このロンドンポストコード内のフラットかどうかで、不動産価格も大きく変わってきます!

私の所有しているフラットは、まさにこのロンドンポストコード、ぎりぎり内側になあるんですっ!2分歩くと、ポストコードがロンドンポストコードじゃなくなります。

 

なので、もちろん購入する時もその分高いのですが、ロンドン不動産は価値が上がる場合がほとんど。数年後に売って次の物件を買う予定でもあり、やっぱり「ロンドン」が好きなので、ロンドンポストコードにこだわりました!

 

 

友達、会社の先輩、同僚などからは、かなり良い物件だと背中を押され、

意を決して、契約の手続きに入ったところ、、

 

 

 

 

「シェアードオーナーシップだけは買ったらあかんでぇ~」と。

そんな一言をバシっと放ったのは、当時私が勤めていた会社の創業者であり、当時の社長。

 

物件の詳しい話、それこそ、ロンドンポストコード内だったり、駅地下、周りの設備とか、こんなにいいんですっ!!ってアピール。

 

その物件がシェアードオーナーシップじゃなかったらいいけど、問題はシェアードオーナーシップであることだと。理由はひとつ。制約がある。絶対やめた方がいい、とのこと。

 

一代で会社を築き上げ、イギリス国内外にグループ会社も設立。

まさに先見の明のある社長。

そんな社長にそんなこと言われたらっガーンガーンガーンガーンガーンガーンガーンガーンガーン

 

その日の夜家に帰って、夫に話すも、でも実際に見て、そして審査も通ったし、

これは、まさに自分達に見合った物件だと、話し合い、そのまま購入しました。

 

シェアードオーナーシップの購入には条件があり、さらに人気物件は購入できる人に優先権があり、買えないこともあるのです。

優先権があるのは、購入する物件と同じ行政区に住んでいる人です。

私達は、幸運にもその行政区に住んでいたので、優先権があり、購入許可がすぐおりたのです。

 

入居したら、完全に空きがなく、本当に人気物件だったんだなぁ~と実感。

普通にそこで暮らす分には、何の申し分もなく、年1、2回ブランド品を買って、お高めのジムに通って、月1ネイルサロン、ビューティーサロンにも行き、年3~4回海外旅行も楽しみながらローンも返済して、快適に7年ほど暮らしました。

社長に言われた「シェアードオーナーシップだけは買ったらあかんでぇ~」という言葉は完全に忘れていました。

 

 

 

が、

さすがは先見の明のある社長。

 

まさに、私達夫婦は、この物件の「制約」に苦しめられているのです。

もう5年になります。

本当にこの声に耳を傾けるべきだったと、後悔先に立たずとはこのことです。

 


 

どんな「制約」にどう苦しめられているかは、また書きます。

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに、、、、

イギリスのロンドン以外ポストコードは、行政区(SHIRE)の名前のイニシャルから始まります。

例えば、有名どころで、リヴァプールは、Lから始まり「L1 OAB」とか、マンチェスターはMから始まって「M1 1AQ」など、オックスフォードは、OXで、「OX2 9CO]

などとなっています。

LIVERPOOL以外のLで始まる行政区の場合は、レスターがLE, ランディドノー(ウェールズ)は、LLです。OXFORDの場合は、Oだけで始まるポストコードが他にないのに、OXなのはなぜなのだろう?OXだと、まさにOXFORDって感じだから?どなたか知ってたら教えてください。

 

 

 

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