11月18日(木)10時より、フランスタイルのカフェトレー、販売開始します爆笑

興味ある方は下差しよりどうぞ!!

とまとはうすmosaics powered by BASEモザイクの技法を用いてタイルを加工した商品を作っています。幾何学模様、スイスの動物や景色をデザインしたものを作っています。リンクtomatokomako.thebase.in



さて、本日は読書の話しでございます。
スイスより帰国後、図書館活用して読書に励んでます。
ここのところ読んだ本のご紹介をしてみようと思いますちゅー


まず1冊目は旅にまつわる短編集。

【あらすじ】

どこでもいい。いつでもいい。 
一緒に行こう。旅に出よう。 
人生を、もっと足掻こうーー。 

恋も仕事も失い、絶望していたハグ。突然「一緒に旅に出よう」と大学時代の親友ナガラからメールが届いた。以来、ふたりは季節ごとに旅に出ることに。 
ともに秘湯に入り、名物を堪能し、 
花や月を愛でに日本全国駆け巡る、 
女ふたりの気ままな旅。 

気がつけば、四十路になり、五十代も始まり……。 

人生の成功者になれなくても、自分らしく人生の寄り道を楽しむのもいい。心に灯がともる六つの旅物語。 

-Amazonより

最初の作品のテーマは「旅」。

奥様、今私たちに必要な「旅」がテーマでございますわよおいでニヤニヤ


私が大好きな作家である原田マハさんの作品で、私はエッセイだと思って読み始めたのですが、短編小説だそうです。

でもハグさんはマハさんご本人だと思いながら読みました。


共に旅に出たくなる友達の存在ってなんと温かいのだろう! と思える作品でした。

友達とはいえ、それぞれの仕事や家庭の事情がその時々であるわけで、それらを察しつつも大変だからこそ「今、旅に出ようよ」という絶妙なタイミングでの声かけが出来る2人の仲が素敵だなと感じました。

同級生は親の介護などお互いに悩む時代がかぶっていて、とても良い相談者兼理解者になれるのだなと思います。

短編の1つ、「遠く近く」では痴呆になってしまった母に勇気を出して「旅に出てくるよ」と言ったハグ。(お母様は施設に入り、担当の方達がぜひとも息抜きに旅にいってらっしゃいと強くお勧めしてくれたので勇気を出して行ってみようかなと思った という流れです)

行かないでと言われることを予想していたのに、実際はすんなりと「行ってらっしゃい」と言ってくれたところで涙が止まらなくなりました。

痴呆になってしまっても、根っこの部分ではちゃんと理解してくれているんですね。


本当に素敵な短編集でした。

おすすめの一冊ですお願い







そして本日、2冊目のご紹介はこちら!



【あらすじ】
崖っぷちの動物園を守りたい――。 

奇跡は起こせなくても、 
僕らは今日も〝命〟に向き合う。 

まっすぐ、熱い思いが響くお仕事小説! 
野亜市役所職員の磯貝健吾は、突然の人事異動で廃園が噂される市立動物園の園長を命じられた。 
着任早々、飼育員たちから〝腰掛けの素人園長〟の烙印を押されて挫けそうになった彼を立ち直らせてくれたのは、一人娘が描いたゾウの絵だった。 
そこに描かれていたのは、健吾が子供の頃に見たゾウそのものだったのだ。 
それを見た磯貝は、存続に向けて園を立て直す決意を固め、まず動物園のことを知る努力を始める。 
やがて見えてきたのは動物たちが抱える様々な問題と、くせ者揃いの飼育員たちの熱く、一途な想いだった……。 

-Amazonより


旭山動物園の成功談を知っていると、何となくどこかで聞いたことのあるようなストーリーだなと思いながら読み進めました。

最初はなぜ自分が?と疑問を感じながら就任した動物園の園長が、動物園の動物と人のQOLを高めようと熱くなっていくところに読み応えを感じる作品でした。

動物のQOLを高めるエンリッチメントのコンテストについてはなかなか面白そうな企画だなと感じました。

まずは従業員が生き生きと仕事をしているというのが動物にも良い影響を及ぼすことが実感できました。

こういうのは動物園の中だけでなくて、ペットにも共通して言えることなのかも…。


しかし、しかしですねぇ。

それからどうなったの?と気になる終わり方!

完璧に読者の想像に任されましたっゲラゲラ







そして先ほど読み終わったのが下差し




【あらすじ】
「お前の売りは何だ?」
「私にはカレーしかありません!」


古びた喫茶店の装いながら、本格的なスパイスカレーを出す「麝香猫」。そこで働く山崎成美は調理師学校に通う19歳。成美は幼い頃に両親が離婚、育ててくれた祖母も失踪してしまい、天涯孤独の身であった。 
そんな彼女の運命を変えたのは、小学校の先生が作ってくれた一杯のカレーライス。成美はその味を自分でも作りたい一心で調理を始め、カレーの奥深さに戸惑いながらも、ようやくきっかけを掴みはじめていた。しかし突然、ある事情から「麝香猫」が店を閉めることになってしまい……。 

理想のカレーを追い求める少女と人々の人情が織りなす、おいしい×青春×お仕事小説! 

-Amazonより


あらすじを読んだだけで、猛烈にカレーが食べたくなる本であろうということは想像できると思いますが…。




はい! 猛烈にカレーが食べたくなりましたゲラゲラ




たかがカレー、されどカレー。

時に人の人生まで変えてしまう力を持つ食べ物。


主人公の少女がカレーを通して(?!)成長していく物語は実に清々しいです。

ラストの

「私のカレーを食べてください」

には驚きつつ、ニヤけました。




この本を読んだら、同じく大好きな一冊下差しを思い出しました。


この本、好きすぎてスイスに持っていくために買ったので、また読もうと思いますウシシ


カレーも読書も奥深い!

たまらんな!!