11月に入って、日々早朝のジギングに出かけるも、本当に釣れない。
何の当たりもない。
そして、何故か晴天の日もずっとうねりが高く、海は時化た日が続いている。
何も起こらない海を目前にして、今や、もう、ときめきすら起こらない。
10月中旬からの、曙光を一面に浴びながら、海面から沸き上がるようなナブラで蠢いていた喧騒の海は、一体どこに行ったのか。
仕方ないので近所のスーパーで魚を買う。
この日は地元でとれた天然鯛が破格値だったので買って帰り、即刺身に。
でも、甘くて上品な味。
これから寒くなってくると、どんどん脂が乗ってきて美味くなるはずだ。
その次の日は、本ヨコ(本マグロの幼魚)が綺麗で安かったので、これも刺身。
小さくても、さすがは本鮪。美味過ぎる。
醤油に、熱々ご飯、ご飯。
無茶苦茶安かったので、こんなのも酒のつまみに買ってみた。
小アイゴの一夜干し、8匹で100円。
こりゃ、熱燗がすすむ。ご飯にもいける。
そして一昨日、早く寝すぎたのか、2時に目が覚めて眠れなくなったので、近くの漁港へ行ってみた。
アジングのタックルを持って行ったのだが、ふとイカの気配を感じたので唯一タックルケースに入っていた、2.5gのピンクの安いエギをつけてのエギングに変更。
するとなんと、夜明け前までに0.3kg~0.8kgのアオリイカが6パイ釣れてしまった。
これは運が回ってきたと、ときめきながら慌てて帰って、夜明け寸前にいつもの浜でジグを投げ続けるが、こちらは何も起こらず、静かな海のままだった。
とりあえず、イカはすべて捌いて、分けて冷凍庫へ。
最近昼間は暖かいので、ウトウトと昼寝中のかんたろう。
最近抜け毛が増え、冬に向けて体中が長い毛に変わってきた。
夜、独りで晩酌中の私を相手に、公園では絶対見せなかったポーズで誘う。
ほろ酔いの朦朧とした意識の中でその姿を見ていると、去年の年末、毎日この子に会いに行っていた淋しい公園での、哀しそうなその表情を思い出した。
幸せか?かんたろう。
そう問いかけたとき、ふと、何故か、磯の上に立っている自分の姿と、その横で置き竿の石鯛竿が海中に勢いよく見事に舞い込み、突き刺ささっていく情景が浮かんで、体中がときめき、興奮に包まれた。
そして、今年中にもう一度石鯛釣りに行きたいと、強く思った。
幸せなのは、私だ。
大きくなったな。
おやすみ、かんたろう。












