灼熱の8月がついに終わり、新たな気持ちでいつもの時間に浜へ行くが、何故か真っ暗。
 5時半位でやっと明るくなってきた。


 しかし静かな海。台風の影響で今晩から大荒れの予報。当分、海に近寄れない。頼むからガツンと当たってくれと、祈りながらジグを投げ続けるが・・・


 海は無言のままで、静寂。
 そして虚しく、何も応えてくれない。



 投げているルアーはメジャークラフトジグパラ60g。基本この浜でのこの時期、秋はこのジグだけで通す。
 ゴロタ浜での釣りで塗装がボロボロになるため、ウレタンコートのドブ漬けを3度重ねてコーティングしている。


 これで去年の9月後半からはよく釣れた。
 10月に入るとメジロクラスに、時折ヒラマサが混じる。

 昨秋の傷心な我が身に、唯一のときめきと至福の時を与えてくれた1個のジグ。

 今、このジグを見つめ直しながら私は、再び、孤独な優しい感情に、ふるえている。



 1年程前、公園にいた頃のニャン。
 顔が傷だらけ。


 今は気持ち良く昼寝中。

 昼はチキンラーメン。有り合わせの具で頂く。

 夜は、またまたカツオの刺身と、お酒のつまみ、あれこれ。



 お酒を呑みながら、痺れかけた意識の中、昔、青春の真っ只中で読んだ『9月の空』という小説を思い出す。確か芥川賞受賞作。
 澄んだ9月の空のような心地よい、爽やかな青春物語だった気がする。
 

 そんな清々しい心持ちに私は、今年は、なれるだろうか。


 この子に癒されながら・・・

 おやすみ💤、ニャン。