昨年の初めまでtestしていた、排気量の大きいエンジンを再度トライ。
2023年12月に、貸し出し先でブローした2穴仕様の290エンジン。その後、3月には4穴仕様の290エンジンが破損。
ここで自分としては、一旦290エンジンの走行実験を控えていました。
しかし今年に入ってから、バランスファクターテクノロジーの技術を取り入れたエンジンをテストして来た結果、これまで不具合が出てこないので再度トライして見ようと思います。
以前、お客様から依頼されて290のエンジンバランスを行ったが不具合の報告は受けていないのと、KANさんのF1用エンジンもバランスを考慮して組み上げられていて、今のところ変な挙動は出ていないようだ。
購入したのは2穴仕様の290エンジンのトップエンドキット。米国のDDMでも販売していますが、安さから中国から購入。
本日はビルドアップしてスパークを確認済み。右下はイグニッションピポッドが破損してしまった4穴シリンダー。
幾つか、組み上げでの不具合があった。
・まず、シリンダーのボルトの穴とクランクケースの穴が一致しない。従って、シリンダー側の穴を0.5mm程度ヤスリで削ることに。ただ、シリンダーとクランクケース自体はピタリと嵌まる。
・イグニッションピボッドの4mmのネジ穴がセンターに開いていない。純正のイグニッションコイルの取り付け穴は長穴なので問題ないが、小径ローターの卍ステーだと修正が必要。今回は純正コイル使用。
・ピストンも付属していたが、ピストン周りはZenoah製を使用。
今回は、バランスファクターを53%に上げて組んで見た。