空と色、そして風の記憶 -4ページ目

空と色、そして風の記憶

ALSのこと最近知りました。そして58歳でALS患者の仲間入りです。
これまでの人生を感謝し、今日を精一杯に生きて行こうと思います。
生きているということは、生かされていること、そう思う今日この頃です。


元祖あっけらかん映画 【 007サンダーボール作戦 】

監督:テレスヤング

出演者:ショーンコネリー / クローディーヌ・オージェ

音楽:ジョンバリー

日本公開:196512


イヤー! なとも懐かしいーそして何ともあっけらかんとした映画なんでしょうかね。

ぼくは007シリーズではこの「サンダーボール作戦」がピカイチだと思っています。もっともショーンコネリーバージョンのみの話しですが‥‥そして40年前とは思えぬボンドガールの美しさ!! でもこの映画が公開された頃ぼくは小6で前年東京オリンピックが開催された、そういう時代だったんですね。たしか叔父さんと銀座に観に行ったら、叔父さんが間違えて違う映画観に入っちゃって、とうとう観られなかった悔しい思い出があります。だからその後何処かでリバイバルで観たのでしょうね。

イギリス人が映画作ると、いくらまじめに作ってもこんな感じになっちゃう☆(^-^)

ピンクパンサー? Mr.ビーン? そうそうこの間のロンドンオリンピックでもエリザベス女王が空からスカイダイビングして開会式に舞い降りる演出だった。もっと昔に遡ればイスラエルを含む中東問題もイギリスの二枚舌外交がそもそもの発端!だけど何食わぬ顔して、「あれ!そうでしたっけー?」てなぐあいに、あっけらかん。とても幸せな国なのであります。因みに007シリーズでそのあっけらかん精神が見事にまで結実した作品があの名作?迷作?「007は二度死ぬ」であることは疑いの余地はないでしょうねー。(^_-)



2012/11/23 入院とは修行なり

最近、入院すること、つまり治験に対してやや疑問になっているところがあるからだ。

深い意味なんてない。つまり疲れてきた。

環境の変化のストレス大変なものです。

初めてのベッド。これが結構辛い!

初めてのトイレ。諸々‥‥‥

馴れてない看護師への対応。これ最高のストレスです。

人間、これで良いなんて無いんですね。(^_-)

今日も森の病院で修行が始まります。

2012/11/22 14kgの減量!

今日からまた入院です。 いつも入院時に体重を量ります。

60kg!!ひゃー一年で14kgの減量に成功???(@_@)

これが実態です。まだまだやるぞー!?(^O^)

ALS式減量なのだ(?_?)

2012/11/21 明日から第5クール



2週間の家での生活も今日で終わり、明日から第5クールの入院になります。

今回は何事もなく終わりそうです。反面何も生産的なことは無かったということになります。そう、ただ寝てただけm(_ _)m

せめて入院中に家での過ごし方の対策を練らないとね。それにしても言語障害がひどくなり憂鬱な日々が続きます。

伝えども伝えきれないもどかしさ

教えてほしい壊れる順序を

空色

[612] はじめての海外(1

ぼくが東京と大阪を行ったり来たりしているとき白河社長からアメリカに行って来いと言われた。ぼくはビックリして何故なのかと聞いた。白河社長は憮然と言った。「コンピューターの世界はやっぱりアメリカだ、アメリカに行って仕事でも見つけてきなさい。それから、言っておくけどこれは遊びではないからね」と言って他の仕事を始めた。白河社長から渡された資料には

SPAシンポジュウム参加ツアー 8日間

・開催予定 19905 カリフォルニア州サンディエゴ

・ホテル ホテル・デルコロナド

とあった。

さあ、それからが大変だった。まずはパスポートの申請から始まり、渡米に必要なものを急遽揃えなければならない。何しろ2ヶ月も時間がなかった。特に大変だったのがFC社とのスケジュール調整だった。



そしてその日が来た。初めての海外で胸が弾んだ。大阪で徹夜をして帰り、その足で成田に行った。このツアーメンバーは20人程度だった。成田で顔合わせを行いオリエンテーション後に出発した。行きの便はANAロサンゼルス行きだった。実はこの行きの飛行機の中でぼくは体調を崩してしまった。脂汗が出て体の血液が全て抜かれたような感覚になった。スチュワーデスに言うと急いで後方の空いている席に横にしてくれた。しばらくしてやっと落ち着いてきた。なにか命拾いした気持ちだった。たぶん前日までの大阪での疲労が原因だと思った。

8時間程でロサンゼルス空港に到着し、そこからデルタ航空に乗り換えサンディエゴ空港に到着した。何の匂いなのだろう? ロサンゼルス空港でもそうだったのだが、飛行機を降りて空港に立つと不思議な匂いがしてくる。香水のような……これがぼくの海外での初めての印象だった。

サンディエゴのホテル・デルコロナドはビーチ沿いの広大な敷地に広がるホテルだ。白とレンガ色を基調としたクラシカルなホテルで、敷地内にあるパームツリーに囲まれた雰囲気は高級リゾートホテルと言ったところだ。僕たちの宿泊はビーチ沿いのコテージのような所だった。少し足を伸ばせば直ぐビーチに出られる。ビーチを散歩すると人は少なく何人かがサーフィンを楽しんでいる。しばらく歩くと岩陰で女性がビーチタオルに横になり一人本を読んでおり、脇にはワインがある。遠く海を眺めると沖に停泊している航空母艦でジェット戦闘機がタッチアンドゴーをしている。そう、ここはアメリカ第七艦隊の基地なのだ。青い空に白い雲に全てが溶け込んでいる。まさに天国のようだ。

ぼくは『本当にこんなところがあるのか、しかも自分がそこに立っている…』

これだけでアメリカに来た意味があると思った。これから1週間こんなところにいたら日本に帰って仕事ができるのかが不安になってしまった。



・アメリカの文化とは

シンポジウムが開かれている1週間は個人が自分で参加したいブースに行ける。ブースには同時通訳者がいて発表者の話を通訳で聞けるのだ。ぼくも顔見知りになったその通訳はアメリカ人で名前は忘れたが、かなりフランクなやつで通訳室の中でタバコを吸いながら通訳していたのを覚えている。

そして毎夜パーティーが開かれるのだ。ぼくは一夜だけツアーのメンバーと出席した。それはホテルのプールサイドで開かれた。バーベキューが用意され各ITソフトウェア企業の社員らが自由に話しをしている。その中にMS社のビルゲーツやアドビ社の社長の顔も交じっている。確かアップルのスティーブジョブズもいたと思う。夜のサンディゴの海風が心地よく頬をなぜていく。周りから英語での笑いを交えた会話が聞こえてくる。プールサイドに焚かれた松明がプールの水面に揺れている。

ぼくはビールとソーセージを肴にしてベンチに一人寄り掛かり、それら夢のような光景を眺め、そして味わっているだけで幸せな気持ちになっていた。





2012/11/16 パソコンの操作が‥‥‥

いやはや最近パソコンの操作が全くできなくなりました。書き貯めしたものは多少あるのでいいのですが、日記はこれがやっとです。書きたいことは山ほどあるのに何とも歯がゆい思いです。そんなことを思いながらふと窓に目を向けると空は秋の青空が……

『良い天気だなー』そしてパソコンどうしょー何とかしないとと……(~o~)

思いつつまた睡魔が(?_?)

インディージョーンズとまったく違った味をだしてくれた 【刑事ジョン・ブック 目撃者】



出演:ハリソン・フォードJohn_Book

ケリー・マクギリス(Rachel

ジョセフ・ソマー(Schaeffer

ルーカス・ハース(Samuel

ヤン・ルーブス(Eli

音楽:モーリス・ジャール

1985年日本公開


この映画何処で見たのかさっぱり忘れてしまいました。しかし映画の出来が良かったので覚えていて、もう一度観てみたかったのです。結果やっぱり良かった!!インディジョーンズ以外のハリソン・フォードは初めてだったのですが、結構いけてるんですよね。

アーミッュシュの未亡人となったレイチェルとその子供が街へ出るところから物語は始まります。途中の駅のトイレで子供が偶然殺人現場を目撃してしまう。その犯人を追う刑事がハリソン・フォードです。

ストーリーは単純なのですが、ジョン(ハリソン・フォード)はアーミュシュの村で何時しかその子供の母親(レイチェル)と恋いに落ちていきます。レイチェルはアーミュシュですから禁断の恋なのです。この映画の見所はこのジョンとレイチェルの心の葛藤をメインにサスペンス映画に仕立てた、何ともアメリカ映画らしからぬ、でもやっぱりアメリカ映画なんですね。特にジョンとレイチェルが納屋で修理中の車のラジオから流れてくる音楽で踊るシーンは格別です。

秋の夜長にスコッチをお伴に観る映画としては一品です。


[611]ライバル登場!


1990年(平成2年)という年はぼくにとって無我夢中の年になった。何もかもが初めてだった。今までの自分が経験してきたことが如何に狭い範囲の中でしか通用しないものかを味わった年でもある。またこんな事は序の口であっただ。

その年、意外なことがあった。上杉部長の元部下という、ぼくより5歳ほど年上の人が課長として僕の脇に入社してきたのだ。この人は津山(15)と言い、前職でオフコンのSEだった。まさかぼくを影ながら応援していてくれた上杉部長がぼくのライバルを送ってくるとは考えられなかった。ただこの津山とぼくとでは同じコンピューターのSEでも領域が異なっていた。津山は中小企業向けのビジネスシステムの専門で、扱うコンピューターや言語等もぼくとは相容れなかった。どちらかというとぼくは制御システム系で大企業の工場の生産管理等のシステムが専門だったのだ。最初は嫌な感じがしたが、そんなことに気を取られている暇は無かった。ぼくには目の前にある仕事をこなしていくがやっとだったのだ。

しかし、2ヶ月もすると津山の下に8名程の部下が入ってきた。このメンバーは混成部隊で、井口(16)というぼくより5歳程若いリーダーを頭に構成されていた。実はこの井口という男が鼻持ちならない奴で、僕に面等向かって「課長は技術と商売どっちが大切だと思いますか?」なんて事を関西なまりで聞いてくるから、ぼくは不思議そうに「両方でしょ」と応えると、ああそうですかと言って去って行った。

そして、ぼくと津山の課は一部屋に二列の席を並べるようになった。そのころちょうどFC社の仕事が忙しくなりだし、ぼくと佐伯を中心に大阪への出張が多くなり始め、しばしばオフィスを留守にすることが多くなった。ある日出張中、仕事を終えたまたま佐伯ひとみと夜に食事をすることになった。その日は時間があったので普段の慰労をこめて佐伯ひとみと酒を飲んだ。普段はしっかりしている佐伯がちょっと酔いが早くいつになく口数が多い。

彼女はこんな事を言い出した。

「課長、知ってます?」佐伯の目が僕を見た。

「何を」ぼくは聞き返した。

佐伯はもじもじして言った。

「課長、実は今大変なんですよ。となりの津山課長が私たちの社員に一人ずつ呼び出して、自分の課に勧誘してるんですよ……知ってました?!」と言いぼくを覗き込んだ。

ぼくは内心驚いていた。その気配を佐伯に読み取られまいとわざと笑いながら言った。

「ほー、津山さん結構やるじゃん! それで君も誘われたの?

佐伯はびっくりしたように

「はい、この間話がありましたが………きっぱり断りました」

「本当かい、案外嬉しかったんじゃないの、俺は人使い荒いし、…無理するなよ」と言うと

彼女はふてくされ気味に

「課長! 酷いじゃないですか、それってーそんなこと言うんだったら、すんなりハイって返事すれば良かったのかな」と言いつつ睨み返した。ぼくは慌てて

「嘘、嘘、ごめん、ごめん、いやー!一本捕れたな」

2人は声を上げて笑った。それから結構打ち解けて話ができた。佐伯は津山の行為が許せないと、酒も手伝ってか息巻きだした。ぼくも本心で話した。

「いやー実はショックだよ、だけど、それで皆が津山さんの所に行くって言われたら、それまでだよ。そう覚悟しているよ。元々こんな課長やっているなんて、夢にも思っても無かったし、………ただ今皆に離れられるのは辛いな」

佐伯ひとみは黙って聞いている。ぼくは続けた。

「この会社に入って実際何をやるのかさっぱり解らないまま時間がたって、気がつくと君たち部下がいた。それもみんな素人だよ。まあ、その中でも君は信じられない程早く戦力になってくれたけど、後の者は新人も居るしまだまだ戦力にはならない……ここで他の分野に行ったら、今まで教えてきたことが無駄になる…」ここまで言うと佐伯が話を切った。

「課長!もういいですよ、ここまで聞けば、それ以上はもういいです。今日は初めて課長とゆっくり話もできたし、私、安心しました。少なくとも私は課長に最後まで着いていきますのでよろしくお願いします。」そう言ってぺこりとお辞儀をした。ぼくらは笑った。

佐伯ひとみとこうやって腹を割って2人で話せたのも実は後にも先にもこの時だけだった。

ぼくは彼女を全面的に信頼し仕事をまかせた。しかし後々これが裏目に出てしまうとはその時は夢にも思っていなかったのだ。


結局、津山課長と井口は影で色々裏工作をしたみたいだが、僕の課から1人も津山の課へ異動する者はでなかった。またある晩上杉部長と渋谷で飲む機会があったとき上杉部長から意外な話が飛び出たのだ。それは何と津山が影でぼくの課員を勧誘していることを上杉部長がキャッチして津山に厳重注意をしたとの話だった。ぼくは事前に佐伯から聞いていたが知らない振りをしていた。

この手の話は結構上司には入ってくるものなのだが、全て普段のコミュニケーションを周囲と取っていないと無理な話なのだ。その点、さすが上杉部長である。

こうしてぼくはライバルの津山と一戦も交えず、我が道を行くでやった。ぼくは部下に対してものすごく厳しかった。間違ったことや、僕の意見に従わないものは徹底的に叩いた。そして皆の前で叱りつけた。この会社に入る前と人格が変わってしまったようだった。

何が自分にそうさせたのか解らなかったが、兎に角仕事には厳しい鬼だった。ただアフター5は部下と気さくに酒を飲み笑い合った。酔いが回れば時間を忘れて説教もした。勘定は全てこっちもち。だからこの時期からずーとぼくの懐は辛かった。





今日退院です 2012/11/8

やっと第4クールが今日で終了です。今回の入院は病棟の移動も重なり少々疲れました。

これからまた家での生活が始まります。これもまた大変。日々病状も変化するしそれに併せてぼく本人も家族もヘルパー体制も変えていく必要があります。

この病気の難しく辛いことは刻々と悪化していくが解っていることです。

無常の世界です。無情‥‥されど無情‥‥。

先程毎日掃除に来るおじさんが、相も変わらずモップを動かす動作のみの世界。うらやましいなー

家族とは‥?  【 クレイマー vs クレイマー 】

監督:ロバートベントン

出演者:ダスティンホフマン / メリルストリープ

日本公開:19804


この映画はぼくの中ではベスト5に入る映画だ。実はぼくはリバイバルで何処かで観たのだが忘れてしまった。しかしこの映画を観た後何とも言えない寂しさとほっとした気持ちになったことを覚えている。それから何十回と観た。

特に結婚して子供が五歳ぐらいにビデオで観たときは一人で目をはらして泣いてしまったことを思い出してしまった。35歳頃だったかなー。

兎に角ダスティンもメリルも名演技で、ぼくはこの映画でいっぺんにメリルストリープという女優が好きになってしまったのだ。

この映画、結局のところ家族とは‥‥?ということを描いているにすぎない。父とは、そして母とは、夫婦とは、家族を形成していくにはその構成要素であるそれぞれが互いに見つめ合い、会話を多くすることにすぎない。都会での家族はなおさらだ。

当時を思い出すとダスティンの役に100%共感してしまい、ぼくも休日に子供を会社に連れて行ったことがある。兎に角くそ忙しかった頃で夕食なんてまず家族でとることなんてなかった。自分が外で働いていることは子供にもいつか解ってもらえると信じていた。まして妻は理解するのが当然と考えていた。そして月日はあっと言う間に過ぎ現在がある。さて、どうだろうか?自分の思い描いていた家族があるだろうか?

答えはNOだ。それなりに幸福だけど、何かが足りない、‥‥何だろう?

その答えがこの映画にはあります。30年前に、何故、この映画を観たときに解らなかったんでしょうねー。(-_-;) 人生って不思議なものですねー。