アオシマ 青島文化教材 重巡洋艦摩耶 高雄型
重巡洋艦摩耶はTOM2が最も好きな帝国海軍軍艦の1艦です。 過去にフジミ製1/700スケールで作ったりしていました。(完成しませんでしたが) 今回は、アオシマが2000年代に開発したちょっと大きめな1/350スケールです。 しばらく生産が止まっていて転売マーケットで定価の2-3倍の値段で取引されていたようです。 今年9月、アオシマが再販してくれたので、アマゾンJPで予約してゲット出来ました。 最近は、アマゾンJPは米国への発送をほとんど止めてしまったので日本の実家に送ってもらったのでした。
おふくろがビックリしていたらしいですが、確かにこの箱は大きいです。 重巡洋艦なので戦艦よりも小型の艦なのですが、箱がデカい!!! これの外箱は1mを超える大きさだったそうです。
ほーら。 船体はスリムでこんなに小さいし。
いきなり、ニッパーで枝を切り落としています。
アオシマでは、初版を発売したあと、それほど間が開く事なく、リテイク版(改良版)を発売しました。 甲板部品はその改良版のメイン部品となりましょうか。 かなりの甲板上の部品が別部品化されたのでした。
評判の悪い主砲塔ですが、それほど悪くも無いとおもうけどね。 これは、外周の凸スジを削って、ディテールセットのエッチング部品を貼ればOKそうじゃない。
舷外電路?の部品が付属します。 多くの帝国海軍戦艦、軍艦は、開戦前に機雷対策として舷外電路という磁気消磁?装置を船体外周にとりつけましたが、重巡洋艦摩耶は開戦時にはまだ取り付けられていませんでした。 開戦後に船体は改良が何度か行われたのですが、舷外電路が設置されたかどうかは未だに謎だとか???
いや~、結構な部品です。 この中には、姉妹艦 高雄、愛宕、鳥海用の部品も含まれていて使わない部品も多いようですが。
内箱の中にもこんなに部品が入っています。 スゲ~! これで約8000円はお買い得な気分。(定価は9800円です)
という事で早速作業開始です。 船体左右分割の部品のゲート処理を。
良い感じです。 歪みも無くピタリと決まります。 まだ接着はしていないのにポロリと外れません。
船体表面はこんな感じ。 黄色〇の部分とかは完成時の見せ場になるかもしれないので別部品にしたいですね。
艦尾の方も。
甲板を仮組してみます。 とてもスマートな船体です。 高雄型重巡洋艦は、各艦当初の設計よりも浮力を上げるために船体左右にバルジを足したのでした。 摩耶も例に漏れず、バルジを船体に貼り付けなければなりません。 これが上手く貼れないというレビューも多くあります。 以前に読んだモデルアートの記事にもバルジが合わないと書いてあった気がするけど。
船体は歪みがほとんど無いと思うのだけど、若干前後で反っている感じもします。 船体に定規を当てると中央部に隙間が出来ます。 なので真鍮材料で内部を強制させて反りを直してやる事にしましょう。
それと船体左右を接着時にベロが無いのもちょっとアレなので、プラ板を短冊状に切って、、、、。
切り出したプラ板短冊を船体内部に接着。
船体左右を合体接着。 マステ(マスキングテープ)で固定。
甲板部も仮付けしてマステ(マスキングテープ)で補強。 これをやっておかないと、接着乾燥後に甲板が上手く合体しないという危険性がありますからね。
流し込み接着剤乾燥後。 瞬間接着剤で接合部を補強中。 日本で普通に売られている瞬間アクセレーターって効き目が弱い気がします。 米国で売られているのは、写真の茶色いボトルのようなやつです。(日本でも並行輸入が売られているとおもうけど。) これをスプレー瓶に入れて使うのですがこれは正に瞬間的に硬化します。 瞬間接着剤の量が多いと煙まで出たりして。
おまけ画像
艦船模型製作の時は、アクリルケースを真っ先に注文します。 これはアクリメイト社で注文したもの。 アクリルケースは、受注生産なので直ぐに発送されません。 なので、完成時のサイズを予想してケース寸法を発注するのですが、、、。
クリアーカバーがちょっと大きすぎたかな? マストが当たらない様に上方に余裕を持たせたのだけど、ちょっと余裕があり過ぎかも。 最終的には、アクリルカバーの高さは自力で切断出来るけど、アクリル材の切断は結構神経使うんだよね。