【レビュー】Technics EAH-AZ80|音質は一級品、だが万能ではないフラッグシップTWS
オーディオブランド「Technics」が放つフラッグシップ完全ワイヤレスイヤホン、EAH-AZ80。
ピュアオーディオの名門が手がける本機は、高音質と多機能性を両立させた意欲作である。
実際に使用して感じたことを、良い点・惜しい点含めて率直にレビューしていく
ちなみに最近AZ100も発売された。
これば磁気流体が使われておりAZ -80とはほぼ別物。
スペック・主な性能一覧
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装着方式 |
カナル型(コンチャフィット形状) |
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ドライバー |
10mmダイナミックドライバー |
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コーデック |
SBC / AAC / LDAC |
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ノイズキャンセリング |
対応(ただし効きは控えめ) |
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外音取り込み |
対応(自然さにやや欠ける) |
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マルチポイント接続 |
最大3台同時接続対応 |
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防滴性能 |
IPX4 |
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バッテリー(本体) |
約7.5時間(NCオン時) |
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バッテリー(ケース込み) |
約25時間 |
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充電 |
USB-C / ワイヤレス充電対応 |
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アプリ |
Technics Audio Connect(EQ調整・操作カスタム可能) |
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質量 |
イヤホン片側約7g、ケース含め約65g |
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価格帯(発売当時) |
約39,600円(税込) |
デザイン・装着感:所有欲を満たす仕上がり
アルミ削り出しのフェイスプレートが高級感を演出し、見た目の満足度は高い。イヤホン本体は若干大ぶりではあるが、独自設計の「コンチャフィット形状」により装着安定性は良好である。長時間使用しても耳が痛くなりにくく、実用性も高いとレビューされている。
自分は耳の形が特徴的なのか、どんなイヤホンを使っても右耳が痛くなるのだが、これはそこまで顕著に痛くならなかった。
音質:解像度とバランスに優れた一級品
Technicsの真骨頂はやはり音質にある。低音から高音まで非常にバランスが良く、情報量の多さが際立つ。
• 低音は沈み込みが深くタイト。余計な膨らみはなく、引き締まった印象。
• 中音域はボーカルがクリアに抜け、定位感も自然。
• 高音域は繊細かつ鋭すぎないチューニングで、長時間聴いても疲れにくい。
ウォークマンを使ったLDAC接続では特に音場の広さと解像度の高さが際立ち、クラシックやジャズ、ハイレゾ音源との相性が良いと感じた。
iPhoneはいつLDACに対応してくれるのだろうか。
ノイズキャンセリング&外音取り込み:個体差であってくれ
さて、有名ユーチューバーの皆様が絶賛する機能であるが、正直微妙だった。個体差であって欲しい。
片耳にAirPodsPro第一世代。もう片方にEAH -AZ80で検証したが、AirPods Pro第一世代の方がノイキャン性能も外音取り込みも自然なのだ。どういうこと??
ノイズキャンセリングの効果はやや控えめで低周波のノイズはある程度カットされるものの、騒がしい環境ではやや物足りなさを感じる。スタバでも使ってみたけど普通の耳栓よりちょっとマシくらい。
外音取り込みについても不自然なエコー感やホワイトノイズが気になる。「装着したまま会話」は無理。第一世代のAirPods Proよりも不自然なのは流石に初期不良なのではと感じるレベル。。。
まあそもそも音質に重点を置いているので基本ノイキャンONの爆音で流すからそこまで気にはならないけど、金額を考えるとあり得ないなってレベルだった。
個体差であって欲しい。
マルチポイント&操作性:最大3台同時接続は快適そのもの
最大3台のデバイスと同時接続できるトリプルマルチポイントは非常に便利だ。スマホ・PC・タブレット間の切り替えがほぼストレスフリーで、仕事とプライベートをシームレスに使い分けることができる。
アプリ連携も良好で、EQ調整や操作割り当てのカスタマイズが可能。ユーザーの使い方に合わせて細かく調整できる点は評価できる。
バッテリー・ケース:やや大きいが持ちは十分
本体単体で約7.5時間、ケース込みで最大25時間と、バッテリー持ちは十分である。
ワイヤレス充電にも対応(重要)しており、利便性も高い。
ただし、ケースは形状が良くない。全方向に分厚いのでポケットに入れると主張が激しい。
カバンに入れて使うことになる。装着時にケースをカバンに入れておくとしまうとき面倒だし、かと言ってポケットに入れるのは厳しい。
悩ましい。
総評:音質重視のリスナー向け高品位モデル
Technics EAH-AZ80は、音質を最優先するユーザーにとって理想的な選択肢である。
ノイキャンや外音取り込みに期待しすぎると肩透かしを食らうが、それ以外の完成度は非常に高い。
マルチポイントの快適さ、装着感、音質の良さを重視するなら、一聴の価値は間違いなくある。




