”MW~手塚作品を読んで思うこと” | ☆SATOEMA萬画倶楽部☆

”MW~手塚作品を読んで思うこと”

昨日は、手塚治虫先生の命日ということで

 

SATOEMAでは、手塚先生を偲ぶ記事を書きました。

 

相方のエマエマのほうでは

 

あの衝撃の問題作!!

 

「MW」を取り上げていて驚きましたよ!!

 

 

主要登場人物+犬も含めて

 

豪華なイラストをアップされました!!

 

これぞ!絵馬ワールド!!

 

素晴らしいですね°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°

 

 

サトルは、実はMWは大学時代に読んだきりだったので

 

もう一度、読んでみることにしました!!

 

 

読み返して思ったのは

 

ラストシーン以外は、あまり覚えていなかったこと(;^_^A

 

なので、とても新鮮に読むことが出来ました!!

 

 

詳しいあらすじは、エマエマブログを参照してね^^b

 

 

 

ということで

 

サトルもMWを描きたくなってしまって(;^_^A

 

追いかけお絵描きで、描いてしまいました!!

 

じゃじゃん!!

 

 

主人公のミチオと澄子ですね!!

 

澄子はミチオの悪を知りながらも

 

ミチオのことを思い続けるのです。

 

 

澄子のラストカットが

 

僕には、とても印象的で

 

MWという物語の本質を語ってると思うのです。

 

 

「悪魔も神様も、結局同じものなんじゃないかしら」

 

 

神とは?

 

僕は人間の中にあるものだと思っています。

 

ならば、人の心の中には

 

神も悪魔もいると言えるのです。

 

 

いくら正しく生きようとしても

 

色々な誘惑や色々な悪意によって

 

人は過ちを犯します。

 

個々の中に、それぞれの正義があって

 

時として、それは他人から見たら悪になるときもあります。

 

何が正義で何が悪で?

 

その混沌としたものを抱えて生きるのが

 

人間なのではないでしょうか?

 

 

澄子にとって

 

ミチオへの愛は

 

正しい・悪いではないのですね。

 

 

・・・にもかかわらず

 

ミチオが悪だから

 

愛するのをやめろと叫ぶ

 

神父の賀来が、滑稽に見えてきます。

 

 

僕は、MWというのは

 

日本語で言う凸凹だと思うのです。

 

お互いに足りない部分を求めて一つになる存在。

 

MAN(男)・WOMAN(女)も同じく

 

足りない部分を求めて一つになります。

 

 

この物語の登場人物は

 

すべて、過去にできた心の穴を埋めるために

 

行動していたのではないかと思うのです。

 

 

それは「欲望」と呼ばれるものであり

 

そこに、善悪はありません。

 

 

人が生きていくためには

 

欲望は必要であり

 

それを求める中で

 

様々な善と悪と葛藤します。

 

 

だから、人の心の中には

 

神も悪魔もいる。

 

澄子が言ったセリフの意味は

 

こういうことではないかと思い

 

僕の中では、MW全編を通して

 

一番心に残るセリフだったんですよね^^b

 

 

皆さんも、読んで欲しい作品です!!

 

モハメド・心友!MWにスポットをあててくれてありがとー°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°