原始少年リュウ(前編)
本日、ご紹介するのは
リュウ三部作の一つ
「原始少年リュウ」です!!
もともとは、少年マガジンで人気のあった「リュウの道」のアニメ化が進んでいたのですが
ラストが難解であるため、TVシリーズ用に企画された作品であります。
石森先生は、「リュウの道」の続編という紹介の仕方をしています。
そして、そのプロトタイプは、1966年作品の「原始少年サラン」とも言われていますね。
本作は、週刊少年チャンピオン 1971年42号から1972年16号まで掲載。
同時進行で、アニメのほうも1971年10月30日から1972年3月25日まで放映されました。
白い子として生れたリュウは、不吉な子供として生贄にされます。
猿人のキティは、リュウを助けて育てます。
ある日、リュウはランという少女と出会います。
しかし、白い肌を持つリュウは、ランの村でも受け入れられず殺されることに。
そこに、「りゅうの王」と呼ばれる巨大で凶暴な恐竜が現れます!
リュウを救おうとして、恐竜に食われる猿人の母キティ。
これは!?
これは、まさに進撃の巨人の冒頭シーンじゃありませんか???
エレン・・・いやリュウは、母を殺された恨みを晴らすために
巨人・・・いや、恐竜を駆逐・・・いや、倒すことを誓います!w
しかし、次の村に行っても、リュウはよそ者として受け入れられず
ランを奪われてしまいます。
村の長タカは、支配欲が強く、すべての人間を支配しようと考えています。
一方、リュウは、タカの兄キバによって命を救われます。
実はキバの目的は別にあり
キバの村と家族を殺した「りゅうの王」に復讐しようとしていたのです。
「りゅうの王」が、白い子=リュウを狙っているのを知り
囮にしようと考えていたのです。
また、リュウから婚約者のランを奪われたヤンは、タカと組んでリュウの命を狙います。
リュウは、ランと、ランの弟のドン、そしてキバとともに
「りゅうの王」を倒すたびに出ます。
リュウは、不思議なことに、火をおこしたり、新しい武器を考えたりする力があり
最初は囮くらいにしか考えていなかったキバも一目置くようになります。
しかし、リュウは、なぜ、こんなことを知っているのでしょう?
その謎が、後編で明らかになります!!
でわでわ!