サイボーグ009(黙示編)第2話「ギルティ」
サイボーグ009(黙示編)第2話「ギルティ」
「オリビア!!」
ブリテンの目の前にいたのは
40年前と変わらない若い姿をしたオリビアだった。
「オリビア!今助けに行く!」
オリオビアの元へ向かって走るブリテン。
しかし、黒い服の男たちはそれを待ってはくれない!
オリビアの身体に、いくつもの刃物が突き刺さろうとしたとき・・・。
空から眩い光が差した!!
「おおお!神よ!」 ブリテンは叫んだ。
天使は、男たちをあっという間に土塊に変えた。
「コノ娘ガ何ヲシタトイウノダ?コノ娘ハ“ユダヤ人”トイウダケデ、コノ組織ニ狙ワレテイタ。
人間トハ肌ノ色、目ノ色、宗教ノ違イナドデ優越ヲ争イ、簡単ニ命ヲ奪ウ生物ナノダヨ。」
天使はブリテンに語り掛けていた。
「思い出したぞ!お前は天使!!いや・・・人を滅ぼそうとする悪魔め!」
「怖い!助けてください!」
目の前で信じられない光景を目の当たりにしたオリビアは
ブリテンがかつて同じ劇団にいた仲間だと気づかず助けを求める。
「すべて思い出したよ。今はどうやら、40年前にタイムスリップしたってことだな。
そして、40年前の歴史では、君はここで命を落としている。
今度こそ、君の命を救って見せる!」
私服を脱ぎ捨て、赤い戦闘服になったブリテン!!
「オリビア!!」
ブリテンがオリビアの手をつかもうとしたとき・・・
オリビアの姿は、目の前から消えてしまった。
「オリビアァァァ!!」
つづく