第2次高市改造内閣の閣僚たちの発言をまとめてお伝えします。
藤井新総務相 “地域の未来なくして日本の未来なし”

総務大臣に起用された藤井比早之氏は総理大臣官邸で記者団に対し、「地域の活性化、地域の未来なくして日本の未来はないので、そこに取り組みたい。副首都の整備で日本の国のかたちが変わってくるので、地方創生を含めてしっかりと取り組んでいきたい」と述べました。
また、官僚として勤務した総務省の大臣になることについて「いつか戻りたいと思っていたがこうした形で戻れるのは感無量だ。総務省を辞めて16年が経つが実際に政策を動かすには現場を知った上での実現力がなければならず、地域を回ってきた経験を生かしたい」と述べました。
“アンケートが大きかった”事務所で電話受ける
藤井氏は、午後1時すぎ、議員会館の事務所で総理大臣官邸からの呼び込みの電話を受けました。そして「ありがとうございます。しっかり頑張ってまいります」と応じていました。このあと、藤井氏は記者団に対し「高市内閣の一員として国のため国民のために現場の声をしっかりと受け止めて頑張りたい」と抱負を述べました。
また、16日、高市総理大臣から電話で「役職希望アンケートをよく読ませていただいた。思いは一緒なのでしっかりと頑張ってほしい」と連絡があったことを明らかにしました。
そして「今回の起用はアンケートが大きかったと思う。日本に一番必要なことは何なのか、『この所掌分野ならこうだ』というのを魂を込めて書いたつもりだ。非常に大胆な、革命的な人事だと思う」と述べました。
山下新法相 “国民の信頼に応える法務行政を”

法務大臣に起用された山下貴司氏は総理大臣官邸で記者団に対し「高市総理大臣からは、外国人の在留や入国の管理をしっかりすることに加え男女共同参画について、旧氏の使用の法制化の基盤などを検討するよう指示を受けた。それぞれ重い責務だと思っている」と述べました。
また、検事による取り調べなどをめぐり、不祥事が相次いでいることを念頭に「法務行政は、国民の安全安心を守る基盤となるものだ。本当に法の支配を実現するという意味で、国民の信頼に応える法務行政をしっかりやっていかなければならない。職員一丸となって信頼を取り戻していく」と述べました。
さらに、民事訴訟法の見直しの議論で、裁判の証拠の目的外使用をどう制限するかも検討されることをめぐり「さまざまな人権とのバランスを考えながら、やらなければいけない。取り調べの適正化の問題だけが切り取られているのであれば、少しバイアスのかかった取り上げ方ではないかと思っている。民事訴訟法の全般について、どのような影響があるのか、見極めた上で検討していきたい」と述べました。
片山財務相 “消費税減税法案 丁寧に理解得る”

片山財務大臣は、総理大臣官邸で記者団に対し、「消費税・支援金法案担当大臣も拝命した。内閣の最重要法案であり、強い経済、財政の持続可能性の中心にくるのがこの法案だ。とにかく謙虚に、丁寧に、丁寧に、丁寧に、ご理解を得て成立を期す」と述べました。
関新文科相 “人材が一番 現場を回り新しい教育に取り組む”

文部科学大臣に起用された関芳弘氏は総理大臣官邸で記者団に対し、「高市総理大臣からは子どもたちの教育だけでなく、社会人に対する社会教育が必要な時代なので、頑張ってほしいと話があった」と述べました。
その上で、「子どもだけでなくすべての世代がしっかりと成長するような取り組みを行っていきたい。現場を色々見て回り、新しい教育行政に取り組んでいきたい」と述べました。
一方、派閥の政治資金パーティーをめぐる問題で収支報告書に不記載があったことについては「心からお詫びを申し上げたい。今後2度とこういうことが起こらないような仕組みづくりをしていきたい」と述べました。
色紙に「夢」“文化・教育レベルの高い国目指す”
関氏は、午後3時ごろ、議員会館の事務所で、みずからが「夢」と書き上げた色紙を示しながら、「政治家になり、大臣になって頑張っていきたいという夢が叶ったことになる。国民に喜んでもらえる政治ができるよう、さらに大きい夢を描き続けていきたい」と述べました。
関氏は「書道国会議員連盟」の事務局長を務めていて、「世界の中でも文化・教育のレベルの高い国にしていきたい。1人1人が100パーセント力を出し切れる国家にしていくことが私の政治的な夢だ」と抱負を述べました。
上野厚労相 “創薬や労働規制改革に取り組む”

上野厚生労働大臣は総理大臣官邸で記者団に対し「高市総理大臣から、成長戦略としての創薬と、労働規制改革にしっかり取り組んでほしいという話があった。労働規制改革については、さまざまな議論が続けられている中、しっかりとした方向性を示し、具体的な結果を出していきたい。また、社会保障制度改革は不断の努力を積み重ねる必要があり、自民党と日本維新の会の協議を踏まえて、政府として十分な対応をしていきたい」と述べました。
簗新農相 “現場と連携した農政を推進 職責を果たしたい”

農林水産大臣に起用された簗和生氏は、総理大臣官邸で記者団に対し、「食料安全保障の確保に向けて農林水産省の役割が重要になっているので、必要な予算の増額確保も含め、現場としっかり連携した農政を力強く推進していきたい」と意気込みを述べました。
一方、派閥の政治資金パーティーをめぐる問題で収支報告書に不記載があったことについては、「地元でもしっかりと説明責任を果たしてきたと思っているので、自らの職責をしっかりと果たしていきたい」と述べました。
井林新国交相 涙ぐみ "支援者に恩返し"徒歩で官邸へ

国土交通大臣に起用された井林辰憲氏は、午後1時ごろ、議員会館の事務所で記者団に対し、涙ぐみながら「うれしいし、ありがたいことだ。ニュースを見て、地元の方からも連絡があった。17年支えてくれた皆さんに恩返しがしたい」と述べました。
このあと「行ってきます」と事務所を出て、徒歩で総理大臣官邸に入りました。
モーニングにアイロンがけ“大臣予想せず”
井林氏は、皇居での認証式で着用するモーニングに着替えるため、午後2時ごろ、議員会館の事務所に戻りました。モーニングを着るのは久しぶりだということで、しまってあったズボンにしわが寄っていることに気づくと慌ててアイロンをかけていました。
井林氏は「大臣になると予想していなかったので、クリーニングから戻った状態のままだった。きのうのうちに吊るしておけばよかった」と話していました。
また、認証式での着用が指定されているシルバーグレーのネクタイが見つからず、クローゼットの中を探す場面もありました。
井林氏は「国土交通省から思いを持って政治の世界に飛び出したので、その思いを具体化できるよう、スピード感を持ってやっていきたい」と述べました。
笹川新環境相 “クマ対策を前に進める”

環境大臣に起用された笹川博義氏は総理大臣官邸で記者団に対し、「高市総理大臣からは自然災害が大規模化する中で、地球温暖化や気候変動への対策に取り組むことに加え、新しくクマ被害対策について指示があった。総理の意気込みに応えられるよう、クマ被害対策を前に進め、地域や国民の生活を脅かさないようにしていきたい」と述べました。
小泉防衛相 “安保3文書改定に向け総力結集”

小泉防衛大臣は総理大臣官邸で記者団に対し「安全保障関連の3文書の年内の改定まで、残された期間はそう長くはない。日本や地域全体の安全保障に大きく関わるものなので、防衛省・自衛隊の総力を結集し1年目以上の速度と強度で進めなければいけないという危機感でいっぱいだ。退職自衛官やその家族の支援を進める新たな庁についても、職員の努力にしっかり報いるためにも必ず形にする」と述べました。
古川新デジタル相 “AI産業構造変える力 生産性向上を”

デジタル大臣に起用された古川俊治氏は、午後2時すぎに議員会館の事務所で記者団に対し「AIには産業構造を大きく変え、より利益の大きい産業にしていく力がある。また、人口減少の中でさまざまな事業の生産性向上に結びつけていきたい」と述べました。
また、「高市総理大臣からきのうの時点で連絡は来たが、所掌は全くわからなかった。なじみのない分野もあるが、いただいた所掌でベストを尽くしたい」と述べました。
細野新復興相 自民党入党後の再入閣 “責任全う”

復興大臣として入閣する細野豪志氏は、総理大臣官邸で記者団に対し、役職希望のアンケートで防災庁に関係する分野を希望したと説明した上で「高市総理大臣からは『希望した役割なのでしっかりやるように』という指示があった。東日本大震災の初期段階で私自身が原発事故担当大臣と環境大臣を兼務し、非常に強い関わりがある。しっかり完遂しなければいけない」と述べました。
また、東京電力福島第一原子力発電所の事故後の除染で出た土の最終処分について「県外で、できる限り有効に活用していく。環境大臣と連携しながら福島のためにしっかりと努力していきたい」と述べました。
一方、かつて民主党政権で閣僚を務め、自民党に入党し、再び入閣することについて「地元の皆さんの支持があって議員をやらせてもらっているので、非常にありがたく、責任を全うしないといけない。本当に皆さんに受け入れていただいて、ここまで来た」と述べました。
葉梨新国家公安委員長 “再チャレンジし実績で示す"

国家公安委員長に起用された葉梨康弘氏は総理大臣官邸で記者団に対し「高市総理大臣からは、化学兵器や生物兵器などを使った『CBRNEテロ』対策は非常に大事な問題でしっかりやってほしいということと、領土問題などにも目配りしてほしいという指示があった」と述べました。
そして、前回法務大臣を務めた際、死刑をめぐる不適切な発言で辞任したことを踏まえ「失敗しても再度チャレンジをして、国家と国民のために仕事ができることを実績で示していきたい」と述べました。
また、沖縄・北方担当も務めることについて「新しい沖縄県知事と共通認識を持ち、沖縄県民の幸せのために尽くしたい」と述べました。
中司新規制改革相 “維新らしい改革の旗掲げる”

規制改革担当大臣に起用された日本維新の会の中司前幹事長は、総理大臣官邸で記者団に対し、「光栄なことで本当に身が引き締まる。維新として初めての閣内になるが、維新でなければできない改革を期待されていると受け止めている。改革の旗を掲げ、高市総理大臣を支えていく」と述べました。
また、大阪・枚方市長時代に談合の罪で逮捕・起訴され、有罪判決を受けたことについて「私の過去の経歴も踏まえての任命だと捉えているので、迷惑をかけないようにしっかりと頑張っていきたい」と述べました。
城内成長戦略相 “新たなスタート マーケット懸念に対応”

城内成長戦略担当大臣は、総理大臣官邸で記者団に対し「高市総理大臣が掲げる強い経済と財政の持続可能性の両立に向けて、経済財政運営をしっかり頑張っていく。身が引き締まる思いで、新たなスタートの気持ちで取り組んでいきたい。マーケットの懸念や不安に対し、透明性と一貫性のある事実に基づいた説明をして、払拭していくため、しっかり取り組んでいきたい」と述べました。