高市総理大臣は、17日の内閣改造に先立って16日午前、自民党の役員人事を行いました。
臨時総務会で高市総理大臣は「重要な政策転換の実現に向けて、自民党と政府の総力を挙げた体制とし、未来を開いていきたい」と述べました。

高市総理大臣は17日に内閣改造を行うのに先立って、16日午前9時半すぎに自民党本部に入り、党の執行部に正式に起用を伝えました。

そして午前10時からの臨時総務会で、麻生副総裁、鈴木幹事長、小林政務調査会長、西村康稔選挙対策委員長を留任させ、

総務会長に梶山国会対策委員長を起用することが決まりました。

また国会対策委員長には村井英樹・元官房副長官を起用する一方、萩生田幹事長代行、松野組織運動本部長、鈴木貴子広報本部長も留任となりました。

高市総理大臣は「政権公約に掲げた重要な政策転換の実現に向けて、自民党と政府の総力を挙げた実行体制としたい。党と政府が一丸となって難局を打開し、国民に経済成長による豊かさと安心を実感していただけるまで政策で未来を開いていきたい」と述べました。

また、松山参議院議員会長は、参議院幹事長に青木一彦氏をあてるなどとした参議院自民党の執行部人事を報告し「一丸となって、高市政権を支えていく」と述べました。

鈴木幹事長“政策転換に大切なのは政治の安定”

自民党の役員人事を受けて、新しい党の4役が記者会見し、この中で鈴木幹事長は「参議院は相変わらず少数与党だ。国内外に課題が山積しており、高市政権で政策の転換を進めていくために一番大切なのは政治の安定だ。引き続き党内が一致団結し、連立を組む日本維新の会との関係や、ほかの野党との連携も推し進めていきたい」と述べました。
その上で「なかんずく国民民主党との関係はとても大切だ。政策ごとに協力してもらうことから究極的には連立政権を組むところまでいくと思うが、前提となる信頼関係は継続してつくっていきたい」と述べ、国民民主党など野党との連携を模索していく考えを示しました。

梶山総務会長“激しい議論も決定には従う総務会を”

梶山総務会長は「自民党は立党以来、時には激しい議論が行われたとしても総務会で決定したことにはみんなが従うというよき伝統を受け継いできた。活発でありながらも円滑な党運営を通じて高市総理大臣を結束して支えていく」と述べました。

小林政務調査会長“強い経済の実現と財政の持続可能性を両立”

小林政務調査会長は「物価高対策としての消費税の減税法案を次の国会で必ず成立させ、強い経済の実現と財政の持続可能性を両立していけるような予算編成を意識したい」と述べ、食料品の消費税減税に関する法案を秋の臨時国会で確実に成立させたいと強調しました。

西村選対委員長“統一選や参院選に向けて準備進める”

西村選挙対策委員長は「来年春の統一地方選挙、2年後の参議院選挙に向けて、しっかりと準備や調整を進めていきたい。国と地方で連携しながら高市政権の政策を前に進めていけるように取り組んでいく」と述べました。

村井国対委員長“重い責任 建設的な国会運営に努める”

40代で自民党の国会対策委員長に起用された村井英樹氏は午前9時前に議員会館の事務所に入り、電話で党の国会対策委員会の職員とやりとりをするなど対応に追われました。

そして、正式に人事が決まった後、さっそく国会内の国会対策委員長室に入りました。

2年にわたって国会対策副委員長を務めた村井氏は「これまでは委員長に相談させてもらっていたが、見える景色が違うと感じる。重い責任があり、新しい景色の中で円滑かつ建設的な国会運営に努めていく」と述べました。

高市首相“党と政府一丸で難局打開 未来切り開く”

高市総理大臣は、総理大臣官邸で記者団に対し「2月の衆議院選挙で国民の大きな負託をいただき、政権公約に掲げた重要な政策転換の実現に使命があるとの決意のもと、決断と挑戦を続けてきた。国民との約束である政権公約の実現に向けて政府と自民党の総力を挙げた実行体制とすべく役員を決めた。党と政府が一丸となって難局を打開し、国民に経済成長による豊かさと安心を実感してもらえるまで政策で未来を切り開いていきたい」と述べました。

木原官房長官“引き続き緊密連携”

木原官房長官は午前の記者会見で、「高市内閣としてはこれまでも自民党と日本維新の会の連立を基盤に国家・国民のため1つ1つ政策を果敢に進めてきた。引き続き緊密に連携していきたい」と述べました。

また来月上旬にも召集される臨時国会での政府と党の連携について「引き続き政府の取り組みを丁寧に説明し、国会に対して誠実に対応していくという方針に変わりはない」と述べました。

立民 田名部幹事長“野党の声受け止め丁寧な進め方を”

立憲民主党の田名部幹事長は記者会見で「先の国会では参議院で与野党の勢力がきっ抗していることもあり自民党にさまざまな努力をしてもらった。野党の声は国民の声でもあり体制にかかわらず真摯に受け止め、丁寧な進め方をしてもらいたい」と述べました。

小川氏“謙虚で丁寧な国会運営を 厳然と政権監視”

中道改革連合の代表を務めていた小川氏は記者団に対し「先の国会では極めて強行的な国会運営だったので、臨時国会では謙虚で丁寧、真摯な対応を求めたい。新党を立ち上げてからも統一会派として政権監視にはこれまでに勝るとも劣らず厳然たる姿勢で臨みたい」と述べました。