福島県南相馬市など、旧相馬藩に伝わる伝統行事「相馬野馬追」。
この地域は震災で大きな打撃を受け、今でも原発事故の避難区域となっている地域もあります。
一昨年はこの「野馬追」も大幅に規模を縮小せざるを得ませんでしたが、昨年からはほぼ以前と同じ規模になりました。
今年も7月27日~29日に開催されます。メインの行事が行われる28日、南相馬市に行ってきます。
まだまだ復興には遠いですが、700年前から幾多の困難を乗り越えてきた相馬武士の心意気がこの祭りに込められています。
去年のレポはコチラ。
http://cambrian.at.webry.info/201207/article_29.html
ちなみに、「相馬野馬追」に初めて行かれる方が、もしこのブログをご覧でしたら、ちょっと御注意があります。
まず「お行列」と呼ばれる、祭場地に向かう騎馬武者の列が午前中にあるのですが、決してこれを横切ってはいけません。殿様の行列なので、これをやると大変な失礼にあたります。
また同じ理由で、2階から見下ろしてもいけません。
沿道で見物し、普通にカメラを向ける分には特に注意はされません。しかし馬の前に出たり、フラッシュを使っての撮影は、馬が興奮し暴れ出す可能性があるので、絶対にしてはいけません。
「お行列」は午前中なので、まだ暑さはさほどではありませんが、昼から行われる「甲冑競馬」「神旗争奪戦」の時は最も暑い時間帯で、しかも祭場地は直射日光を遮るものがありません。
去年は熱中症で救急搬送される人が続出しました。
今年は天気が悪いようなので雨対策も必要でしょうが、晴れ間が出た時のために、白っぽい服装をしていく方がいいでしょう。靴やバッグも注意が必要です。
祭場地近くにはあまり食べ物を売っている所がないので、できるだけ自分で持って行った方が困らなくてすみます。ですが傷みやすいものは避けましょう。私は去年、ウィダーをたくさん持って行ったのですが、大正解でした。飲み物は売っている商店もありますが、自分で持って行くなら水が一番です。下手にジュースなどを持って行くと腐る可能性があります。
今年は雨も心配です。何とか、「曇り」くらいの天気になってくれれば、と祈っています。
ともあれ、行ってきます。