またこのメンバーで、もっと大きな会場でやってほしい。そう願ったライブでした。
とっとさん、「幸美美佳」のお二人、あえかさん、という豪華メンバーでの3マンライブ@上野「BRASH」。18日開催でした。
とっとさんと「幸美美佳」はレーベル「たまごカンパニー」の仲間で、あえかさんととっとさんは友達同士なのですが、意外にも「幸美美佳」とあえかさんとは初共演です。
これまで対バンがなかったのでどうなることかと思っていましたが、ふたを開けてみればライブの雰囲気は「和やか」の一言。「幸美美佳」が出演者の頭文字をとって「T!」「Y!」「A!」のコールをやれば、後から出てきたあえかさんもこれをやる。mimikaさんのMCではもう「あえかちゃん」と「ちゃん付け」。あえかさんの方が(少し)年上のはずなんですが…。あえかさんはmimikaさんが時々つけている「鼻眼鏡」を借りてきてつけてみせたり…。
予想通りラッシュアワー状態になった「BRASH」の観客を十二分に楽しませてくれました。
時間に余裕があるということで、皆さん色々試みをされていました。
とっとさんは、普段はなかなかセットリストに入れられない昔の曲を歌っていました。「愛をください」という曲で、とっとさんのイメージからはかなり外れる歌です。
春の日の太陽のように聴く者の心をぽかぽかと温めてくれるとっとさんですが、この所の世の中の様子とか、ご自身の音楽のこととかで色々思うことがあるようで、模索中のように見えます。この日の「幸美美佳」とあえかさんからも大きな刺激を受けたとのことで、より暖かくなったとっとさんを近いうちに見られる気がします。
http://ameblo.jp/totno/
「幸美美佳」は、バンド「幸美AMP」ヴォーカルの幸美さんと、ソロのmimikaさんが、それぞれの活動とは別に結成したユニット。今年春には47都道府県すべてで路上ライブを行う、という目を見張るような試みを見事に成功させ、三回りくらい大きくなった感じです。普通に聴いてもいい楽曲、ハモりもきれい、そしてステージでは楽しさと元気も加えて演じます。
この日は、「幸美AMP」、mimikaさんそれぞれの楽曲を、「幸美美佳」バージョンで歌っていました。まるで持ち歌のようでした。
http://ameblo.jp/yukimimika/
あえかさんはこの日、バイオリンサポートの三葛(ミカツラ)牧子さんとのライブ。とっとさん、幸美さん、mimikaさんというメンバーで楽屋がとてもリラックスした雰囲気だったそうで、ステージに登場したあえかさんもその雰囲気をそのまま纏っているようでした。いつも以上に自然な感じで歌っているように感じられました。
三葛さんのサポートは実は結構久しぶり、「ありがとう涙 さようなら幻」という楽曲はバイオリンサポートで歌うのは初めて、とのこと。あえかさんの、聴く者の心に寄り添ってくる歌声が、バイオリンの音色でより深くしみこんでくる気がしました。
http://blog.oricon.co.jp/aeka/
終演後は物販に長蛇の列。特に「幸美美佳」とあえかさんは初共演ということで、どちらも初めて聴いてCDを買うというお客さんがかなりいて、列はなかなか途切れませんでした。
上野「BRASH」というライブハウスは、出演者全員を見てもらいたいという理由で敢えて各アーティストの出演時間を知らせない、という方針を持ったハコで、実際いいアーティストが出ることが多いです。
ただあまりキャパがないので、今回のように人気アーティスト同士の共演になるとぎゅう詰めになるという難点も…。もう少しゆったり見たい、という感じもありました。
それでも、また同じメンバーで、という思いを強く持ったライブでした。
(余談その1)
「幸美美佳」で「ルンルンじゃんけん」という曲があり、ライブでは観客とmimikaさんがじゃんけんで「勝負」するのですが、今回初めてその相手に選ばれ、見事1回で私が勝利しました。(^o^)賞品は「飴ちゃ~~ん」と、「飴ちゃ~~ん」と、「飴ちゃ~~ん」…。(^^;)3本ももらっちゃいました。(*^_^*)
(余談その2)
バンド「幸美AMP」のドラマーで、レーベル「たまごカンパニー」の「カン長」でもある直樹さん、最近はヴォーカル幸美さんが「幸美美佳」の活動ばかり、ご自身も「カン長」としての事務やライブのスタッフ、車の運転といった仕事に追われていて全然ドラムを叩いていないため、運動不足でお腹が出てきてしまったそうです。(^^;)