その夕暮れは、心優しく懐かしく、

それは、まるで空気の層が、
繊細で逞しい巨大な腕のように
わたしたちを抱きかかえるようであり、
あるいは、わたしたちの心臓を直接包み込むようでもある。


その中では、子供たちの元気な声も、
子供よりもっと無邪気で、わけのわからないネコたちのしぐさも
ちょうどよい彩、
というような風景。


そのとき、熱い空気も、ズボンを汚す草と土も
そういうものでも、いい感じ



わたしは、ひとつの軸の周り、ひとつの点の周りで転回し、

そしてまた、たどり着いたところから異なる軸の周り、異なる点の周りで転回し、

それは太陽の周りを回るように大きな輪であったり、

陽子の周りを回るようにあるかないかのような瞬間の転回だったり、

そのようにして、最初のところでは想像できない彼方へと

どんどんと進んできた。



辿って来たことは、
この場所から見えるが、
見上げても、わたしを見下ろす丘は見えない。



けれど、まだ、いつも、すべてがそのままでぴったりと、という感じじゃないぜ。
まだ全部ではない、まだまだ、


そのように為すべき事が、それが何かわからないが
(わかることはそうであること)
いくらでもありそうで、
それもちょっとおもしろい。