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(2017年9月パス更新)

美丞大狭山高校。
作中では毎年ベスト8くらいに残ってくる中堅校〜準強豪校。
しかし前監督が定年退職し、後釜についたのは当時18歳の学生である滝井朋也。
実績もなければ年齢差もない新監督を嫌がった下の世代は美丞への進学を避けるようになり、選手の質は大幅に落ちてしまいました。
しかし滝井の監督としての手腕は素晴らしく、足りない戦力をうまく育成・やりくりし、2年目で西浦を破りベスト8まで勝ち残りました。


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4チームの戦力比較図。上から順に西浦・桐青・美丞大狭山・千朶ですね。

【打撃】千朶>美丞大=桐青>西浦
【走塁】千朶>西浦>桐青>美丞大
【投球】千朶>桐青=西浦>美丞大
【守備】桐青>西浦>千朶>美丞大

グラフ上の戦力バランスは上記の通りとなってますが、グラフで見るほど美丞大狭山は弱くありません。むしろこの4チームの中で最弱は西浦と思って頂いて間違いないと思います。


大学2回生という立場でありながら、わずか数歳しか年の離れていない50人以上の部員全体を把握・育成・指揮することの難しさは想像に難くありません。
そんな中で部員達と肩を並べて汗を流し、監督・選手両方の目線でものを考え、現役選手と近い距離感を取りながらも締めるところは締め、データを生かす頭脳もあるなど、若輩ながら滝井の監督としての有能さが際立ちます。
モモカン率いる西浦と同じく、監督としての手腕がチームの勝敗を分けるチームと言えるかもしれません。

レギュラー陣は選手が揃わなかったという割になかなか粒ぞろいであり、パワーヒッター&打点王の4番和田を筆頭に、1番川島、3番矢野、5番宮田あたりは要注意。
また試合中に西浦のサインを確認・分析し盗むなど、選手一人一人の野球脳が高めなのも彼らの大きな武器ですね。


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1番ショート川島。
得意コースは内角で、苦手なのは外角。
選球眼が良く、選んだ四死球の数はチームでダントツと、まさにクリーンナップに繋ぐ理想のトップバッター。
それまで誰1人転がせなかった三橋のまっすぐから完璧なセーフティを決めるなど、小技の上手さも光ります。
結果的に西浦戦ではなんと5打数5安打と、鬼神の如き活躍を見せました。


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2番サード石川。
バントを失敗するだけでチームメイト全員がどよめくほどのバント職人。逆にいえばバント以外で突出した部分はないとも言えます。
西浦戦ではウエストボールを見事バットに当てスクイズを決めました。


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3番セカンド矢野。得意コースは内角。
西浦戦では三橋からマルチヒットに3打点と、3番打者らしい活躍を見せました。
倉田のダーティープレーや鹿島のノーコンに釘を刺すなど、主将の和田に変わってチーム全体を引き締める副キャプのような役割も担っています。
打撃でもチームでも冷静に分析して発言・行動する必殺仕事人タイプ。


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4番センター和田。
美丞をまとめるキャプテンであり、チーム打点王のホームランバッター。
179センチ81キロという恵まれた体格から、コンパクトに強く振り抜き痛烈な打球を放ちます。
西浦戦では5打数2安打2本塁打6打点と、これぞまさに4番と呼ぶに相応しい活躍をしました。


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5番ライト宮田。
本来は彼が正捕手であり、チーム事情(という名の呂佳コーチの暗躍)によりライトへ。元捕手なので肩が強く、その強肩は外野でもいかんなく発揮されています。
長打力もあり、クリーンナップの一角として油断できない相手です。西浦戦の成績は4打数1安打1四死球。


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6番レフト北村。
レフトのレギュラーですが西浦戦では目立った活躍はなく、先発の竹之内をレフトへ残す為にベンチに退きました。
それ以後は、盗んだ西浦のサインをバッターボックスのチームメイトに伝える役割を担いました。


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7番ファースト松下。
得意コースは外角であり、パワーは今ひとつ。
アウトコースの流し打ちが得意で、どちらかというとバットコントロールに優れたタイプかもしれません。
しかし西浦戦ではフル出場したのに5打数ノーヒットと結果を残すことは出来ませんでした。


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8番キャッチャー倉田。得意コースは内角。
捕手としては常に最悪を考えてリードし、打者としては配球を読んで強く振り抜くタイプ。
チーム1と言っていいほどの努力家&熱血漢ですが、捕手としても打者としても宮田の方が数段上であり、正捕手の座は常に宮田に明け渡していました。

そこにつけ込んだのが桐青OBで現美丞コーチの呂佳であり、倉田にレギュラーの座を与える代わりにダーティープレーを強要させます。
その結果、倉田の野球人生や三橋・阿部の野球観に大きな影響を与えることに…


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9番ピッチャー竹之内。
投手3人体制の美丞における実質エース。
とはいえ栄口が「速さもキレも桐青の投手の方が上」と言っているように、能力的には特筆するほどの長所も短所もありませんが、安定していて計算しやすい投手であることに変わりはありません。
打者としての得意コースは内角で、打率は1割台ですが西浦戦では2安打を放ちました。


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中継ぎピッチャーの鹿島。
典型的なノーコン速球派で、毎回立ち上がりが悪く、四球・ワンバン・暴投・ド真ん中失投は朝飯前というトンデモピッチャー。
しかし、良くも悪くも自分の欠点を気にしない図太い性格であり、多少コントロールが悪かろうが、威力ある140キロ級の剛球ストレートでゴリ押しできるのは彼の大きな武器と言えますね。 
打者としては内角が好きな長打狙いのブンブン丸。


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中継ぎ左腕の斎藤。2年生。
作中で投球シーンがないので完全な仮査定。少し肩を故障気味であり、騙し騙しで投げているのが現状。投げてもせいぜい2イニングが目安といったところで、西浦戦では斎藤は温存されました。

しかしノーコン速球派の鹿島ではベスト8以上の高校相手に投げさせることは不可能だと語られており、鹿島よりは遥かに安定感のある投手であると思われます。


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控え選手の守谷修平。
西浦戦で最終回に守備固めとして出場。
本来は彼が外野のレギュラーだったのですが、呂佳の策略により倉田が正捕手になり、本来正捕手の宮田がライトへコンバートされたことで、守谷が控えへと追い出されてしまいました。
彼もまた呂佳コーチ暗躍の被害者と言えるでしょう。


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パワナンバーです。
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