熊谷明泰先生は関西大学を2019年に退官されたそうです。

 

https://www.kansai-u.ac.jp/fl/publication/pdf_department/20/35kumatani.pdf

(下にもリンク貼ってます)

 

本

50ページにわたる自叙伝…

読むのに3時間かかりました。

こんな密度の濃い研究人生を送られたのですね。

 

大阪外大朝鮮語の先輩なので

私も熊谷先生を先輩として

お名前は伺っていましたが

在学中は「一橋大学の博士課程に行かれたよ」という程度。

 

 

電球でも接点が持てそうな時が

一回だけあったのです。

 

私が1988年に里門洞に住みながら

 

先生が韓国外大で日本語講師をされていた時

(下記リンク 31ページあたり)

知り合いの韓国人学生に熊谷先生のことを聞いて

何気なく軽い気持ちで

授業を見学できないかな?と話したところ

「一度研究室に来なさい」という伝言だったんです。

 

でも引っ込み思案な私は迷った末

結局行きませんでした😑

いつ何時に行ったらいいの?とか悩みすぎて。

 

外大の先輩だったけど

別の大学も卒業されてるし

別の大学院にも行かれてるし

だいぶ年上だし

주눅이 들었어요.

(사람이) 부끄럽거나 무섭거나 하여 기가 죽어 움츠러들다.

-우리는 으리으리한 호텔 앞에서 잔뜩 주눅이 들었다.

 

幼かったな…。

 

 

その後、だいぶたってから

誰か生徒さんからだったか、

熊谷先生は関西大学にいるよって聞きました。

 

今回初めてまとまった文章を読み、

お写真も拝見しましたが

私の一つ前の世代の

朝鮮語研究界隈は

アカデミックな方が多かったです。

研究者だな~と思います。

 

あの時、お会いしに行ってれば、

と少し残念です。

 

 

 

 

熊谷先生 退職記念随筆

「私の人生と朝鮮語遍歴」

https://www.kansai-u.ac.jp/fl/publication/pdf_department/20/35kumatani.pdf

 

↑昔の韓国に興味のある方は面白いと思いますので是非お読みください。

 

*文学の三枝先生が上六時代の大阪外大朝鮮語市民講座のご出身だとか、ハングルの「ハン」が「偉大な」という意味という解釈は間違い、というのは初めて知りました。