前回のコメント欄に私が書いた
값어치
ですが
これは「値段の価値」という意味で
【가버치 カボチ】と発音します。
宝塚アフタヌーンティーは高いけどカボチはある。
값어치는 있다
のように使います。
「値段なりの価値がある」
という意味です。
값어치 カボチ・・・あれ?二重パッチムって左を読んで右を連音だからカpソチじゃないの?
違います。
これは「合成語」なので
값のところでいったん終わります。
なので「カp」
+「어치」と合体し
連音して濁ってカボチになります。
韓国語学習の初期に習う二重パッチムの読み方は、
「左を読んで右を連音」でしたが、
それは後ろに助詞がつく場合や、語尾の一部や、同一単語内に限ったもの。すなわち、助詞이や、尊敬시の前の으など、それ単体では意味をなさないものが続く場合です。
例)値段はいくらですか
값이 얼마예요?
カpシ オルマエヨ
おすわりください。
앉으세요.
アンジュセヨ
これはこれでいいんですが
合成語は例外となります。
こんな質問がネット上にありました。
解答者の言っているとおりですが、
もっと簡単に説明すれば、
값어치は合成語だからです。
なので見分け方は、
合成語かどうか。
面白い例があります。
二重パッチムではないけど
合成語のイメ―ジとして
初期で習う「おいしい」の表現
맛이 있다 マシ イッタ ですが
맛있다 マディッタ ともいう。
맛 이 主従の関係→マシ
맛 있다 同等な関係
mat でいったん止まる→マディッタ
イメージとしては
「マシ」→主従なのでスムーズに連音
「マッ イッタ」→←同等なので対立
⇒マディ
맛이 없다 マシ オpタ
맛없다 マドpタ も同様です。
初級学習者を混乱させないために
最初はマシオpソヨ で
指導するのがいいと思いますね~。
いきなりマドpソヨが教科書に出てくると説明に困るんです。
韓国語の発音をやってると
「合成語」だと濃音になるとか例外的な発音になることが多いので、この考え方(合成語は例外になる)はスッキリ整理できるので重宝しますよ。合成語というのは大体「~の」を入れることができます。강가[강까]川のほとり、とかです。