鄭大均先生の本に癒される | 韓国語教室 とるめんい川西

韓国語教室 とるめんい川西

2005年から兵庫県川西市で韓国語を教えています。

週に一度、一人暮らしの母の様子を見に実家に帰っていますが、往復5時間かかります。
その電車の中でいつも鄭大均先生の本を読んでます。
鄭大均先生の文章はとても読みやすいし、
感覚が私と似ていると思う。共感できるので癒されます。

鄭大均先生はお父様が在日韓国人1世(若い時に日本に来て、解放後単身韓国に帰られます)、
お母様は岩手県出身の日本人です。なので日韓ハーフなのですが、
当時は父親の国籍になりました。生まれが1948年なので非常に微妙な時代。
(サンフランシスコ講和条約が1952年なので)
国籍は日本(出身;朝鮮)→朝鮮 →韓国→→→ 2004年に帰化されて日本、 
おそらくこのように変わって来たのでしょうか。

青年期は自己アイデンティティに苦悩されたかもしれません。
日本と韓国の関係に関する著作を多く出されています。

図書館にある先生の本を全部読もうと思います。


昨日よんだのは『韓国のイメージ~戦後日本人の隣国観』
https://www.amazon.co.jp/%E9%9F%93%E5%9B%BD%E3%81%AE%E3%82%A4%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%B8-%E6%88%A6%E5%BE%8C%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E3%81%AE%E9%9A%A3%E5%9B%BD%E8%A6%B3-%E4%B8%AD%E5%85%AC%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E9%84%AD-%E5%A4%A7%E5%9D%87/dp/4121912691/ref=sr_1_10?s=books&ie=UTF8&qid=1498447739&sr=1-10

思い出すのは私が学生の時、
運動している先輩が2人ほどいたんですが、私は割とその先輩たちと親しかったです。
でも、なんだか違うな…と内心思ったのは
当時斬新的だった『ソウルの練習問題』{(関川夏夫さん)や
『平凡パンチーかっこいい韓国』が、そのような先輩たちからみると「けしからん」ということで。

なんで「けしからん」のかと言うと、簡単に言えば
韓国は軍事独裁政権なのに、ノー天気すぎる!ってことだったと思います。

旗田、高崎、梶村、和田先生ら…が歴史観の主流だったから
それをお手本のように考えなければならないと感じていました。
いや、全否定はしません。それが必要な時代もある。
でもついていけないカナ?って思うこともありました。当時二十歳そこそこの[新人類}の私にとって。
今思えば時代の変わり目だったのでしょう。



上記『韓国のイメージ~戦後日本人の隣国観』(2010年版)には 韓流についても言及されていますが
韓流にはまった女性たちについては私の方がよく知っています。なので違和感があります。
言いたいことはありますが、大筋の中ではこのような整理のされ方も仕方ないのかな。