ソウルの日本大使館を睨んでいただけの頃はまだ理解もできたが、今や世界に広がる慰安婦像…
既にアメリカには何か所か設置されていて、地域のコミュニティに不協和音を与えているといいます。
特に小さなお子さんを持つ現地在住の日本人に戸惑いを与えているそうです。日本でも韓国でもない場所に慰安婦像を建てまくるのは常軌を逸しているとしか思えない。自分の立ち位置しか頭にない凝り固まった考えこそが、相互理解とは逆方向へと向かわせる。新たな対立を生む。
私は1992年から慰安婦問題について自分なりに考えて来たが、アジア女性基金ができたころ(1995年)…
(参考)アジア女性基金wiki
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A5%B3%E6%80%A7%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%82%A2%E5%B9%B3%E5%92%8C%E5%9B%BD%E6%B0%91%E5%9F%BA%E9%87%91
あの頃はまだ日本の多くの人たちは慰安婦ハルモニに同情し、日韓条約(1965年)ですべて解決済みとはいえ、当時は明らかになっていなかった事案に対して、日本として何かすべきであろうという考えに同意していた。そして「アジア女性基金」という形になり一人当たり何百万円というお金が用意され。歴代首相の署名入りの謝罪の手紙も添えられた。私たちはそれを見てきた。しかしその日本の良心は結果として支援団体によって組織的に拒否され、また20年の時が流れ、その間ずっと私たちは「日本は何の謝罪もせず…」と言われ続れ、むしろ反発する勢力が増大した。突然、2015年末に政府間で決着、「解決」したが、政治的な意味合いが濃かった。
やはり民間的には全く終わっておらず、先日の発足式で大学生による乗っ取りデモンストレーションもあり(韓国のネットではよくやったというコメントが多いのも、こちらとは温度差ありすぎ…)、
今度はシドニーに慰安婦像を新たに建てるという。アメリカでは飽き足らずシドニーにも。
昨年隣町で否決されたのにも懲りず作戦は続けられている。慰安婦像を世界に広げるのが目的だそうだ。
横断幕を広げる韓国女子大学生のデモ映像を見て、かわいそうだなーと思ったのは私が年を取ったせいと思うが
世界に広がる慰安婦像の件は韓国語でご飯を食べてる私でさえ、「もう他人のふりをしたい」というか、
話の通じる相手ではないと思います。
韓国の「日本政府の賠償」でなければならないとする執着と
日本の「日韓条約で解決済み」という立場が、解決を難しくさせた。
苦肉の策だったアジア女性基金。
彼らはあの頃の日本人の良心を踏みにじったことについて、どう考えているのかな…。
(私は何もしてなかったけど…、あの時の曖昧な空気は覚えています)
参考:過去の当ブログ記事『「慰安婦」問題とは何だったのか』(大沼先生)
http://blogs.yahoo.co.jp/tolmengi/64494907.html
昨年末、他の話が進まないからと、日本がさらに10億円出すことで政府間決着しました。
で、ハルモニ達はお金じゃなくて謝罪がほしいとか、終わることない堂々巡りの繰り返し。
像は韓国内だけにしておいてほしいです。
罪のない在外邦人の生活を脅かす海外の慰安婦像の設置に反対します。