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韓国語教室 とるめんい川西

2005年から兵庫県川西市で韓国語を教えています。

韓国語を習っている方から日韓関係についてどのように考えたらいいか悩んでしまうと
時々相談を受けます。

簡単に言えば日本で言われているほど韓国は「反日」一色ではないです。
(文化的な面に対する興味しんしんなシーンをよく目にします。80年代から今に至るまで)

私の考えでは韓国の「反日」は、日本の「反戦」と同じように
 もう二度と国を奪われたくない(韓国) /  もう二度と戦争はしたくない(日本)

という決意なので、一般的にあって当然と思ってます。
(表出の仕方に問題があったりはするが)



しかしネットを見わたすと今は「反日」を受けての「嫌韓」が主流だし(こういう環境は良くないと思う)
知韓派と言われる人の文章でさえ違和感があります。
特に有名な元サンケイ黒田さんには、私は全く同意できません。
考え方が根本的に違うなと思います。(何十年もの経歴は大先輩なので尊敬しますが…)



今日たまたま検索していたら
「太田あつし」さんという人の文章を見かけました。

最初に見たページ 
「知韓派」の30年と「日本人拉致問題」2013、11
http://blog.livedoor.jp/watusiota/archives/34215896.html

韓国で日本語の先生やってるみたいなので30代くらいの男性かなと思ったら、
80年代末に留学したとある。じゃあ私と同世代か?

日本で昔から韓国語をやっている人なら、名前くらい聞いたことがあると思うけど
この方は初めて知りました。
ソウルじゃなく慶北大に留学とは、異色の人物っぽい。

「太田あつし」さんらしき方が書評を書いてるページ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4022604514/amazonamzon-22/ref=nosim
このリビューコメントも、わかるわ~という感じ。同世代だな。

興味を持って調べると、この方は88年に慶北大学校(テグ)に国費留学されて、
それ以降20年に渡って韓国暮らしをしているそうです。(それで知らなかったんだな…)
現地でご結婚もされて。


寄稿もされていますが、ブログと同じ内容です。

韓国が日本に求める「真情性」とは何か 2014.4
http://www.huffingtonpost.jp/atsushi-ohta/-_77_b_4699673.html

一番最初の記事(順に追って読めます。)2013年8月
http://blog.livedoor.jp/watusiota/archives/30832982.html

約20篇くらいなので、一日で読めます。
最近は書かれていないようです。

日韓関係の、何か指針となるような文章を読みたい方にお勧めします。

ちょっと難しいけど面白いです。
私はこんなふうに理路整然と書けないし知識の幅も狭いけど
根本的な考え方は似ているんじゃないかと思いました。

いろいろ本を読んでも何か腑に落ちないというか、違う気がする時は
自分の感覚を信じるほうがいいと思います。