私には残していく子孫もないし、50年後にはこの世にはいないだろうし、先のことは考えず日々楽しく過ごして行けばそれでいいと思っていたけど、日本の地面や川や海がこの先長く汚染されることになった今、日本のみならず地球全体に影響を与える可能性のあることがわかった今、他の普通の人たちと同じようにこれまで原子力発電について深く考えなかったのを悔やみ、悲しい気持ちになっています。
これは震災前に、ヤフーの知恵袋に回答を載せていた方の文章です。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1149061466
今でこそピンと来るけれど震災前はちゃんと考えていなかった。論じること自体タブーだったかのよう。
朝のテレビでもやってたけど、電源3法とか、全然知らなかった。
これは私たちの電気代から出ているそうです。そしてその一部が「反原発対策」にも使われていた。
また、放射性廃棄物の廃棄方法がまだ確立されていないというのはどこかで読んだことがあったけど(それって大変なことじゃないの?)あまり問題にもされていないし、原発のクリーンなイメージ戦略に流されて、何とかなるのだろう…くらいに考えていた。
そんな中でも、ずっと声をあげ続けていた方ってホントにえらい。
名前はよく見聞きしたけれども、「運動家の1人なのかな」くらいにしか考えなかった広瀬隆さん。
http://diamond.jp/articles/-/11514
おとといの国の発表は、広瀬さんが地震直後に述べていたものそのもので、
「私の推測が間違ってたらいいんですが…」というのが違わなかったーー事実として起こっていたことになります。
아름다운 이 세상 소풍 끝내는 날
가서 아름다웠다고 말하리라     (-귀천 - 천상병)
最後にこの詩のように、「この世は美しかったよ…。」とささやかにつぶやいてあの世に行くのが夢だったんだけど。