母とイタリア旅行 | 韓国語教室 とるめんい川西

韓国語教室 とるめんい川西

2005年から兵庫県川西市で韓国語を教えています。

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74歳の母とイタリア旅行に行ってきました。
旅行会社のパッケージツアーなので、すべてお任せで連れて行ってくれる
下準備もいらない楽な旅行でした。

それでも行く前はインターネットのブログやHPで、同じようなコースのイタリア旅行の記事を読みあさり、見学するところは全部予習し、泊まるホテルも写真を探し予習していきました。

見所の記事や写真は他の方のブログやHPにたくさん載っているので、
ここでは事前にわからなかったこと、行って初めてわかったことについて書きたいと思います。
特に私のように、高齢の親と一緒にヨーロッパ旅行をしようとしている方の参考になればと思って書きます。

ちなみに私はヨーロッパは10年ぶり2度目でした。
1度目はやはりパッケージで、「ロマンチック街道ドイツ・スイス・フランス」でした。
次に行くならイタリアかな~と。
そしてヨーロッパに行ったことがない母を誘いました。
年齢的に無謀かな?という思いが頭をかすめましたが、行きたいだろうというのはわかっていたので…。
今ならまだ行ける!遅くなる前に!という気持ちでした。



1、長時間乗る飛行機の不安
行きは関西空港からアリタリア航空でローマまで12時間。+ローマからミラノまで1時間30分でした。
乗り換え時間を含めるとミラノに着くまで15時間かかります。日本時間の午前11時に出発し、ホテルに着いたのは日本時間で翌日の午前4時ごろでした。若い人でも疲れる(前の晩は空港に行くために早起きして睡眠不足になりがちだし)と思います。でも思ったより耐えられるというか、不思議と現地の時間に対応して行動できるというか、母も特別しんどそうではありませんでした。その夜はお風呂に入ってすぐ寝ました。現地時間夜10時、日本時間の午前6時でした。
 (…経営に問題をかかえていたアリタリア航空ですが、問題なく飛んで良かったです。帰りはローマから関空へ直行便でした。これがまた乗り換えとなると、うんざりだったと思います。直行便の日を選んだのは正解でした。)

機内での過ごし方についてですが、
12時間の機内で用意されている映画は、70代の母が興味を持つような内容ではありませんでした。イタリア映画、アメリカ映画、日本映画は「相棒」のみ。私は機内食と機内食の合間に映画を2編みましたが、母は暇を持て余していたようでした。かといって、昼の時間帯なので眠くもないし、目に悪いから本も読めないし、他の高齢者の方はどうやって時間をつぶしているのかな?と思います。




2、時差の不安
イタリアは日本より8時間遅いです。
私は携帯をアラーム代わりに使ってましたが(時刻は調整せず)、
いつも14時00分にアラームを合わせていました。イタリア時間で朝6時です。

時差は思ったより負担にはなりませんでした。
寝入るのは疲れているので簡単なほうでした。朝4時くらいに目が覚めるのが難点でしたが、旅行の高揚感でそれほどしんどくはなかったです。短くてもぐっすり眠れていたようです。
寝つきが悪い時は睡眠導入剤を飲みました。(私は旅行中2回薬を飲みました。)




3、旅行の行程について行けるか
若く見えるといっても、一昨年に大たい骨を骨折して手術している母が、ツアーのメンバーと一緒に遅れずに見学して回れるか不安でした。しんどそうな場合、バスで休んでいることも考えていましたが、全く問題なしでした。ミラノ→ベニス→フィレンツェ→ナポリ→ローマと大移動するコースだったので、最初の2日間はずっと午前のみ見学で午後は移動という形だったので、午後はバスの中で体を休めることができました。3日めは午後自由時間が多かったので疲れたらカフェで休みました。4,5日めは午前も午後も歩き通しだったので疲れましたが、これは他のメンバーも同様のようでした。74歳の母はよく歩いたと思います。好奇心旺盛でいつもガイドさんのすぐ後ろを歩きたがって…(私と正反対なのですが)。でもこのツアーで最高齢は母ではありませんでした。78歳の方がいらっしゃったのです。娘さん・お孫さんと一緒に参加していらっしゃいました。

健康であれば、70代でも十分ヨーロッパツアーに参加できると思います。
私も行く前は心配でしたが、思い切って母を誘って良かったです。

高齢なのでツアーメンバーの中で浮かないかというのも杞憂でした。
私たちの今回のツアーは、年齢層が高くて60歳前後のご夫婦が最も多く、新婚さんは一組もおらず、
74歳の母は上から2番め、40代の私がたぶん下から2番目だったです。(総勢24名)

また、8日間(6泊8日・観光は実質5日)というのはちょうど良かったです。
団体旅行はやはり気詰まりな部分があるし、母の体力的な面も含めて
これ以上長くなると大変だったかなと思います。そろそろ帰りたい時期に帰れたと思います。



4、持って行ってよかったもの、持って行けばよかったもの
イタリアのホテルは韓国と同じように歯ブラシがないので、持って行かなければいけません。
歯磨き粉もありません。
ホテルに備え付けられているのは、タオル、シャンプー、石鹸くらいです。
一部にはシャワーキャップ、くし、ドライヤー。

部屋にはハンガーはあります。
電気ポットがあったのは最後のヒルトンホテルだけでした。

持って行って良かったものはスリッパです。
100円ショップで売っている普通のスリッパが重宝しました。(飛行機の中でもホテルでも)
母が持って来ていた自家製の梅干も、和歌山県出身の私たちには良かったです。
(食事メニューには、中華料理と和風弁当の日がありました。)

持って行けば良かったのは緑茶のティーパックです。
母が食事の時に暖かいものを飲みたがるのですが、食事と一緒にコーヒーは飲めないし、
紅茶くらいしかなかったので。
紅茶を注文したら、お湯が入ったカップと紅茶のティーパックが出てきます。
部屋にポットはなくても、朝のバイキングで紅茶用のお湯はあります。

緑茶や麦茶のティーパックがあれば、ペットボトルにでもほりこんでおけば、お茶が飲めたのにと思います。毎日水(味も美味しいといえないし有料)ばかり飲むのは味気ないですので。
母はお酒を飲まないので、食事の時は飲み物に困りました。
水も美味しくないし、ワインは安いが飲めないし(私は飲めますが、飲まない母の前で酔うわけにいかない)。
イタリア料理ってお酒と一緒にいただくのが美味しいんでしょうね。
今回の旅行は食事面では期待はずれでした。
もともとそうなのか、団体旅行だからそうなのかはわかりません。




しかし、毎日違う都市を観光し、日程もスムーズにこなし
博物館も普段よりすいていて、青の洞窟も一週間ぶりに入れたそうだし、
最後のローマでも公務員のストで見られないと思っていたコロセウムも見学でき、
ベネチアでは一日中雨が降りましたがそれもいい思い出です。
今度は是非天気のいい日に行ってみたいです。もちろん次は個人旅行で…。
一番気に入ったのはフィレンツェかな。あの路地を隅から隅まで歩き回りたい。
カプリ島もきれいだった…。


こうやって日常に戻ってみると、本当に「夢のような8日間」でした。
韓国語を一週間やらないでいたので、ちょっと勘が鈍っているような…。
また少しずつ取り戻そうと思います。