これが韓国のワンルーム事情 | 韓国語教室 とるめんい川西

韓国語教室 とるめんい川西

2005年から兵庫県川西市で韓国語を教えています。

ワンルームといえども、日本のワンルームマンションを想像してはいけません。
韓国のワンルーム(원룸 ウォンヌム)は広いで~す。

こちらがお部屋を探すサイトの一例。(韓国語)
http://www.oneroom.com/

ソウルの地図行政区と韓国の地図行政区が表示してあって、
クリックすれば、探したい地区に飛べます。

地図の下の写真は
「ワンルーム」または「オフィステル」と書いてあります。
ワンルームも昔はなかった、ここ10年ほどの形態ですが、
オフィステルというのはさらに進化したおしゃれな響き。
オフィスとホテルの造語で、設備が豪華です。
値段もワンルームより高いですね。

家族持ちがアパート(日本でいうマンション)を買うのが夢なら、
オフィステルは独身者の夢ですね。
韓国ドラマで金持ちの息子が一人で住んでるのも、このオフィステルです。

数字が2つ並んでいますが、
例えば、500/60とあるのは、保証金が500万ウォンで家賃が60万ウォンという意味です。

保証金を最初にもっとたくさん払えるなら、月々の家賃は交渉可能です。
(現在100万ウォンは13万円程度=8で割ると大体の円が算出されます。
こういうふうに額が大きくなると10倍だった時期が恋しいですね。)

日本と違うのは、
出る時に保証金が《全額》返還される!ということです。
大阪でよくある「保証金30万・出るときは一律20万円引き」なんて、韓国ではとんでもない話です。



さらに一番左の写真で 전 のマークがあるのは「チョンセ」の意味です。
전 4500 とあるのは最初に保証金として4500万ウォンを預けておけば、
月々の家賃はいらないのです! 出るときはもちろん保証金が全額返還されます。
(2年契約が多い。2年過ぎればまた新たに保証金をいくらか重ねるらしい。)

大家さんは家賃をもらわない代わり、
まとまって預かった保証金を運用して利益を得るそうです。
最近は銀行の利子も低くなったので、この形態は減ってきています。

広さについてですが、
日本のワンルームが普通15平方メートルから23平方メートルが一般的なのに対し、
韓国のワンルームはもっと広いです。かなり広いです。
二人でもゆったり住めるそうです。

평 というのは~坪のことですが、1坪は1.8m×1.8mだそうです。
よって3.24平方メートル
(追記;坪という単位は今後廃止されるそうです。
今後は平方メートルで統一するそうことになったと、先日KBSニュースで見ました。2007,6)


写真を見ると13個の物件がありますが、10~19坪の分布となっていますので、
32.4~61.56平方メートルということになります。
広いですね~。
私が社会人になって一番最初に住んだ狭いワンルームは15平方メートルでしたよㅠㅠ。

(ワンルームやオフィステルはファミリー向けではないので、たいてい浴室にバスタブはありませんね。韓国ではシャワーで済ませることが多いので。)