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(上の写真 ソウル 1990年代前半。 世宗路から景福宮を見る)
(下の写真 現在の姿 )


光化門と景福宮の間に
1995年まで朝鮮総督府が建っていました。(広い道の突き当たり)
1910年から45年まで日本の官庁だった建物です。
日帝時代(植民地時代)の象徴ですが、
1945年の解放以降も建物はそのまま残され、
一時、国立中央博物館として使用されていました。

私が韓国に行き始めた頃は、確かにこの建物がこの場所に建っていて、
博物館だったので、もちろん中にも入ったこともあります。

朝鮮総督府の建物は1995年に破壊・撤去されました。

撤去されるまでは賛否両論がありましたが、
今から思えば撤去されて良かったと思います。

景福宮の本来の美しさを取り戻すことができたからです。
それにもともと朝鮮総督府は、朝鮮の「風水」を断ち切る場所に
わざとこれを建てたといいます。

建っていた当時は、重厚で美しい西洋建築を取り壊すのは
もったいないような気も少ししてましたが、
壊して本当に良かったです。

撤去の際の賛否両論というのは、
・過去を忘れてはいけないという意味で残すべき。
・いつまでもあるのは目障り
簡単に言えばこの二点だったと思いますが。

久しぶりに昔の写真を見ると、
「ああ、こんなんだったんだ。壊して良かった~」と思います。
やっぱりこの位置にあるのは不自然です。





* [現在の写真]をネットで探しているときに、
現在16車線ある世宗路の6車線分を公園化する計画があることを知りました。
案は三つあり、
1、両側3車線分ずつを公園化する。(両側案)
2、中央6車線分を公園化する。(中央案)
3、世宗文化会館側に6車線分の公園を作る(片側案)

今年中に最終案を選定し、
来年中に着工、2008年度の完成の予定だそうです。
昨年の清渓川に引き続き、これも楽しみですね~^^。