[韓国語学習者が必ずぶつかる壁]

-던 と -았/었던 に関しては、中級から上級に上がる過程で必ず遭遇する問題だと思います。

私もある時期、いくら考えてもよくわかりませんでした。参考書を見てもイマイチわかりません。

誰かが書いた説明を読んでも、わかったようなわからないような、です。

韓国人に尋ねても要領を得ません。(彼らは意識せず韓国語を話しているので。)

ところが、いろいろな文章と接しているうちに、だんだんニュアンスがつかめて来ました。



私がそうだったように、人の書いた説明を読んでも、「わかったような、わからないような」

かもしれませんが、理解の一助となれば幸いです。



☆ ( 던、 던데、 더니、더군요、 더라 など)は、頭の中でその事柄が進行中なのに対し、

☆ (았던、았던데、았더니、았더군요、았더라など)前に았・었がつくものは完了している。


例文1
선물을 받더라. プレゼントをもらってたよ。(ちょうどもらっている瞬間を想起している)
선물을 받았더라.プレゼントをもらってたよ。(既にもらっていたのを見たことを想起している)


日本語が同じなので、韓国語の差を認識しにくいのかもしれませんね。


例文2
비가 오던 날・・・ 雨が降っていた日 (降っていたその瞬間を想起している)
비가 왔던 날・・・ 雨が降っていた日(上記のその瞬間までの時間的流れをも含めている=完了)

    上の文章の方が思い出している時間的な幅が狭いです。
    両方とも日本語では区別しないんですね。だから韓国語の差を認識しにくい。
    

그 때 비가 오더라. その時、雨がふっていたよ。
그 때 비가 왔더라.    〃

両方ともOKですが、下の方がよく使います。
    그 때 비가 오더라 は、何かが発生した時、その時まさに降っていたと強調したい時。