ここ8ヶ月くらい新聞購読をしていなかった。

韓国に留学していた時でさえ、3ヶ月に一回は日本文化院などに行って、
まとめて読んでいたのに。

日本にいながらこんなに長い期間新聞を読まなかったのは初めてだ。
新聞読まなくても生きていけるんだなと思った。

今はインターネットがあるから、世の中で何が起こっているかは
欲するときに知ることができる。

それで特に必要性は感じていなかったが、
またとってもいいかなくらいには思っていた。

折りよく新聞セールスのオジサンが来た。
それでまたとることにしたのだが・・・。

新聞を読むと、いらぬ欲望が噴出することがわかった。

チラシも折りこまれる。
百貨店のチラシ、スーパーのチラシ、電気量販店のチラシ・・・。

新聞の週刊誌の広告が相変わらずセンセーショナルだ。
目の前にあれば好んで読んでしまうが、読まない方が清い精神でいられる気もする。

本の広告でさえ、焦燥感を生じさせる。




新聞読まないほうが良いかも。
でももう2年契約してしまったし・・・。
セールスのおじさん、顧客がみつかってすごく嬉しそうだったし。


   ○    ○    ○

韓国の本で「無所有(무소유)」というエッセイがあります。
韓国の国語の本に載っているのか、超有名です。
著書は法頂(법정)というお坊さんです。

ある日、蘭の花を友達にもらって、美しく育てることに一喜一憂するが
所有しているからそれに縛られるのだということを悟り、
蘭の花を手放すというお話。


우리들이 필요에 의해서 물건을 갖게 되지만, 때로는 그 물건 때문에

적잖이 마음이 쓰이게 된다. 그러니까 무엇인가를 갖는다는 것은 다른 한편

무엇인가에 얽매인다는 것이다.


興味のある方は勉強のために読んでみて下さい。
4ページほどの短い文章です。
私は今までこれを3回違う場所で課題として出されて勉強しました。
それほど有名なエッセイです。