パッチギとは「박치기 パクチギ」で頭突きのこと。
京都の、1968年が時代背景。
日本の高校生と朝鮮高校の生徒との争い。
同時に淡い恋も。
「イムジン川」の歌に乗せて進行します。
「悲しくてやりきれない」の歌も。
主人公の男の子と女の子が清純な感じで好感が持てます。
シネカノンの李鳳宇さん(京都出身)が総合プロデューサーです。
韓国映画を日本に配給し始めた草の根的な方として存じております。
帰国船の話題も出てきて、ああやって「祖国」に帰って行った人の
その後の人生を思うとちょっと複雑ですね。
主演の女優さんがインタビューで「最初は何のことか全然わからなかったけど、撮っていくうちに、だんだん自分の役について理解できるようになった」と語っていたのが印象的でした。
1968年の京都、在日朝鮮人、日本を知る上で良い映画です。