男子高校生の喧嘩ばかりの映画じゃないかなという予想に反して、
良かった。(喧嘩のシーンは早送りにして見たが^^;)。
過ぎ去りし70年代、クォン・サンウ演ずる純朴青年の心情が切なく迫ってくる。
彼はドラマ「天国の階段」のリアリティのない金持ち息子より、
この映画の役柄の方が、ずっとかっこよく見える。
パンフレットのコピーに、
「1978年、我らが学園アクションロマン」と書いてありますが、
「액쑌」 というのは、外来語のいかにも一昔前風の表記です。
今は「アクション」は 「액션」 と表記します。
日本でも昔の感じを出すのにわざと「ラヂオ」と書いたりしますね。
そういうニュアンスがあります。
ちなみに、原題の「マルチュク通り」とは、ソウル市良材洞の昔の地名らしいです。
マルチュクとはマル(馬)チュク(粥)で 「馬のえさ」の意味。
昔、上京した人が都に入る前に、乗ってきた馬にえさをやったとことからついた地名だそうです。