お盆の15日、朝から自治会の精霊船作りと、夕方からの精霊流しに参加。身心ともに洗い清められた一日となりました。

 船体は前日には、地元の大工さんが屋形も併せて作っており、この日、参加した自治会役員と班長さんは提灯や檜の枝、モールの飾り付けが主な仕事でした。

 新仏お二人のもやい船です。屋形の前面に仏様の名と肖像写真、みよしに「嬉里谷」、旗には「西方丸」と大書、モールが華やかです。立派な精霊船が完成しました。

 夕方には、遺族をはじめ近所の方々合わせて40人ほどが参列。読経が流れる中、しめやかに法事が執り行われました。そして鉦と爆竹の音を合図に、20人ほどが長与浦の流し場に向かって旅立ちです。地区内の狭い道路から本道に下りて一休み。車の流れを眺め、他地区の船の動きを見て合流しました。

 ドーイ、ドーイと声を上げ、チャンチャンコッコと鉦を叩き、パン、パン、バーンと足下に爆竹を放ちます。会長、副会長さんらお年寄りが、いたずらっ子に返る一場面です。

 新仏のお一人は、私にあかみちを菜園として提供いただいた方。お元気な時、気遣って何度も見に来て下さいました。どうぞ安らかにお眠りください。