自宅下の菜園に菜花(なばな)の種を蒔きました。

 一昨年秋に刈り取り、ビニール袋に保存していた種。まるで稲穂のような穂の束です。土を馴らした畑地と、その別区画のキュウリ栽培跡地、それにマンションフェンス際の計3カ所に蒔きました。

 蒔いたと言っても穂を敷き詰める要領です。種は穂に着いたままなので足で踏んで土に埋め込みます。あの麦踏みの要領ですが、効果は果たしてあるのでしょうか?

 

 畑地は、ジャガイモ収穫後、放置していたのですが、湿気をよく含んで柔らかく、雑草も簡単に引き抜けました。一応、石灰を撒いて耕しました。

 

 この畑地には、2年前の春先に種を初蒔き。見事に生育したのです。その菜花のうち、花を着けた多くの株は秋までに枯れ、種採取のために刈り取って保存しました。が、花を着けなかった収穫漏れの株たちは昨年、今年と痩せた葉を維持し続け、春先には葉を繁茂させています。しかし結局、菜っ葉は食膳に供する機会を失ったままです。

 今回、その株の隙間の畝に鍬を入れ、石灰を撒いたうえで保管していた種を蒔き、さらに別区画のキュウリを育てた畑地と、フェンス際にも蒔いたのです。蒔いたと言っても、先ほど述べたように完全なる自己流です。

 一昨年春に初蒔き。見事に開花し、秋に刈り取られた菜花の種たちですが、一方の四季を問わず大きな葉を広げて生き続ける株たちはさしずめ、種たちの叔父・叔母だろう。

 さて、願い通り葉を着け、花を咲かせてくれるかどうか。早くも春が待ち遠しくなります。

菜園畑地フェンス際㊨とキ  ュウリ収穫後の擁壁下㊧=奥㊧に菜園畑地がのぞく