バーベルが置いてありました。電車通りから長崎市立図書館に向かう裏通り。小さな作業場の開け放しの入り口横です。普通ならフラワーポットが並んでいそうな場所ですね。
バーベルは今、真っ最中の東京五輪で注目。親子二代にわたり五輪で活躍した三宅宏実選手をその想像を絶する重さで引退させ、銅メダルの安藤美希子選手には松葉杖で記者会見させるという、まさに〝拷問道具〟のような代物。そのバーベルが置いてある。どうも、挙げたらあっぱれ!と通行人を挑発しているようだ。
写真をみてください。「体験してみませんか 25K」とあり、「頭の上まで上げた人」、50k5人、40k6人、30k多数などと朱書きしています。「怪我は自己責任です。自信ない方さわらないで」と大人の対応を求めています。
面白い人だな~と思いながら作業場らしき空間を覗き込むと、掛け時計などガラクタのようなコレクションがいろいろ。趣味人生満開のご主人と思い至りました。
暇を持て余した吾人、挑発に乗らないわけがありません。バーベルの鉄棒を握り、さぁ挙げようと力を入れた途端、〝ウッ!〟びくともしません。25キロです。「30k中級 40k上級 50kプロ」とありますから、私は問題外となるのでしょうね。