日曜日は月一回の地区の資源物(ごみ)回収の日だった。4月から自治会の回収係の一員を仰せつかっており、勉強のために手伝いに向かった。
朝7時ごろ、あいにくの激しい雨だったが、回収拠点のある集会所に雨合羽姿で向かった。徒歩で3分ほどの場所、テントに自治会幹部の方々が早くもおられた。ごみ出しは午前8時まで。準備には7時では遅すぎたようだ。
回収場所は地区のメイン道路が交差する四つ角の広場。谷川も流れ下り、宅地化以前に田んぼが広がっていた姿が想像でき、地区の年配の人々にとっては馴染みの場所のようだ。
回収は、鍋など金属や電球、空き瓶(白、茶、緑、その他の色、小瓶で仕分け)、空き缶(スチールとステンレスで分別)、それにテント内で紙類、布類。
回収袋は前日の午後に町指定業者が集会所前や回収場所に配置している。この日、早朝に世話人の方々がいつもの場所に箱型に開いて待機。持ち寄る住民から資源ごみを入れたビニール袋を受け取り、それぞれの回収袋に投入していった。
雨合羽から浸み込むほどの激しい雨。8時前後には、地区の皆さん自家用車で次々と資源ごみを乗せたやってきた。大方の人は、自分なりにビニールごとに分別を済ませており、マナーの良さにちょっと感動した。
長与町の資源ごみ回収は6か7分別だった。その細やかさが話題となったと記憶している。私自身、当初は面倒に感じたが、普段から分別に心がけ、慣れていくうちに普通のことになった。故郷の貴重な自然環境を守る運動として、分別回収に心掛けていきたい。早朝の、ずぶ濡れの作業だったが、爽快感が心を満たしてくれた。