ドロバチの巣を見つけました。道路に沿った民家の石垣上のフェンスにぺったりと張り付けています。縦約10センチ、横約5センチ。図鑑と同じ灰色のドロ製です。出入りする穴が5個。でも1個は、なぜか埋め込まれた様子です。

 もともとフェンスに沿ってヒノキの植え込みがあったのですが、生い茂って枝落としされ、それで存在が明るみにでたようです。地区の生活道路脇です。通行人に被害があってはと、飛ぶ親蜂はいないか2、3度、見たのですが、蜂も一時退避したままのようです。

 図鑑によると、毒は弱く獰猛でもなく、1匹単独で行動するとのこと。秋に巣作りして青虫に麻酔を差し込んで生きたまま運びこみ、産卵して育った幼虫の餌にするとありました。

 巣の高さは大人の顔ぐらい。登下校の道沿いで、小学生には見上げる位置にあります。

昆虫好きの孫に写真を見せましたが、このごろ、やけに臆病になり、小さな虫さえ大騒ぎする弱虫。一瞥、関心を示しませんでした。

 この日、入浴した孫が、ムシ、ムシと叫ぶので風呂場を覗くとなんと1センチにも満たないコオロギの子。つかまえて庭に離してやりました。4、5歳の頃は神社の境内でカナヘビを素手でつかまえて自慢げに神主さんに見せ、敬遠されていたほどですが。これも成長の証なのかな。