一昨日の風雨に続き昨日も降ったりやんだりの雨模様の一日だったが、きょうはくっきりと青空を見せた桜満開の一日。
2階窓から竹林を眺めると笹の群れに反射する明るい光が目にまぶしい。日光を避けるように真下の赤路の花壇に目をやると、ヒマワリの苗が緑豊かに育っている。明るい日差しと熱冷ましの春風が快い。カメラを肩に赤路に降りて早速、撮影した。
最初に種を蒔いたのが昨年秋だったか。〝梅雨入り前にひと花咲かせてほしい〟と願って早めに蒔いたのだが、寒風に育ち切らず、改めて種を蒔いたのだった。赤路の擁壁側に7株、フェンス側になんと30株が健気に育ってくれた。
蛎殻の肥料や籾殻の「ぼかし」で元気づけながらの栽培。半分近くが3センチ前後で腐れてしまい、追加の種まきを繰り返しながら、やっと暖かい春の日に苗を見せることができたのだ。
人の身勝手な欲による早すぎる種まきは、生育にやはり無理がある。花々はめぐる季節にこそ忠実で、季節に応じて成長してくれた。
小さいので高さ5、6センチから10センチ前後。大きいのは25センチを越えるまでに育ち、約10センチほどの葉を1枚ずつ四方に広げ、はやヒマワリの体形を見せている。
これに気をよくした私はスコップを持ち出し、竹林の陰になった旧排水溝辺りにヒマワリの種をバラバラと蒔いた。籾殻を撒いて土をスコップで混ぜる念の入れよう。こちらは梅雨明け後の開花になるだろう、なんて勝手な空想に浸っているのだが、どうだろう…。写真右側が新たに種を蒔いた箇所