春の陽気に誘われて…との表現は早すぎるようですが、久々の草取りに精を出しました。
雑草も冬の雑草たちのようで、ビッシリと防草ネットに張り付くように広がっていました。
剥ぎ取り剥ぎ取り除草したのですが、ヒョイと頭を上げると赤路の擁壁の苔むしようが、なんとも時代を感じさせました。時代といっても〝昭和〟ですが、いいなあ~としばし見とれたほどです。
この粗い玉石を詰めた高さ1メートル弱、長さ6メートル余りのコンクリ壁がミカン農家の農業用水池と民有地との境となっていたのです。この辺りの地質はとても肥えていて艶のある中ぐらいのミミズがいっぱいです。草取りを終えると、早速、野鳥が飛来。土中から出た
虫たちを啄んでいました。
一仕事終えてまだ小さな葉の状態の菜の花を見ていましたら、そばに、早くもホトケノザが開いていました。可憐で健気で、好きな春の七草のひとつです。
赤路での作業を終えてお隣さんの前を行くと、メジロのつがいが盛んに木々を飛び交っていました。もう春なんですね。