今年も長崎・金比羅山(366㍍)に登り、初日の出を拝みました。快晴に近い青空で、見事な素晴らしい初日でした。
午前4時に跳び起きて4時半には自転車で出発。
昨年秋に購入した新車(自転車=その名はブルーオリオンズベルト)は快適で、5時20分に登山口の県立図書館跡に到着。いつものコースをひたすら歩き、西山と立山の境界となる長い参道を上る。この辺りは整備が進んで大そう歩きやすくなりました。
7時には山頂に到着。
まだ薄暗い時間でしたが、若者グループなど30人ほどが初日を待っていました。
みな、烽火山に連なる山並みの東方を見ています。すでに山際は濃いオレンジの帯。
火が燃えているよう。今か今かと、みな見つめている。
山並みの後景、遠くに雲海のように見えるのは多良山系か。
そして20分。すでに山頂は80人ほどに膨らんでいました。
そこへ、メラメラ、プルプルと揺れながら燃える初日が顔を出したのです。絶景。
きれいな濃いオレンジ色から黄色に徐々に変化する不思議。
卵かけご飯だ、神々しいね…などと若者たち。自然は生きている。宇宙は絶対的な生命体だ、などと一人感じ入りました。
下山後、お諏訪さんに家族安寧を祈願。孫の交通安全のお守りを拝受、すぐ下の松森神社でガラ系携帯カメラで撮影
反核・平和を願って
これも孫の学業成就のお守りをいただきました。
見事なご来迎体験をできたことからか、今年は帰途、平和公園に足を向ける余裕があったようです。平和祈念像前に平野先生がおられました。数本の横断幕を広げて一人、新年最初の長崎市民による「反核平和の座り込み」の準備をされていました。
「このごろ、せっかちになってね、準備が早すぎました」と照れ笑いされる。「わたしも同じです」と無沙汰の失礼を詫びて、一度は自転車に乗り帰途に就いたのだが、ハタと思いました。…これこそ、せっかちだ。雑煮と酒に惑わされた俗人、開始まであと1時間ぐらい待てないのか! 一人で準備される先生に失礼ではないか!などと自転車を漕ぎながら深く反省。結局、引き返し、初めての座り込みに参加となったわけです。各平和団体の人々が次々を立って挨拶。その内容は大変、参考になり、充実した気分を戴きました。
何かが変わりそうで、名実ともに新しい年を約束してくれそうな御来迎登山。万歩計を見ると3万8千歩を越えていました。