孫が絵付けした「おきあがりこぼし」が完成した。

白い紙粘土を固めた高さ10センチ余りの無地のこぼしさんに早速、絵の具とクレヨンで絵付けしてくれた。

 「2019長崎平和アートプロジェクトNAHEA」の催しのひとつ。平和運動に熱心に取り組まれている先輩に勧められ、孫に誘ってみたところ興味を示し、気の向いた時、数日かけて完成させた。

 タイトルは「啼き怪獣」と言う。恐竜やゴジラに夢中の孫らしく、お腹の部分をでかい口にして怪獣を表現したらしい。

 「おきあがりこぼし」は福島県の民芸品。 

 説明によると、この「こぼし」の運動は「2013年フランスから始まり、一日でも早い東日本大震災からの復興への願いをこめて絵付けをしようと始まったムーブメント」とある。ころんでも起き上がる人形に啓発されたという。

 参加呼びかけのチラシに、昨年の展示風景写真がある。個性あふれるきれいな「おきあがりこぼし」がずらりと並んでいる。孫のちょっと荒っぽい絵付けは一緒に並んで大丈夫かな…。

 展示は8月3日から31日まで、長崎市の浜ん町アーケード(浜町7の8、マツオ第二ビル)の「メガネのヨネザワ浜の町店2階」。