梅雨のシトシト雨があがり、一気に夏の様相。梅雨の晴れ間か。

 部屋に籠りっきりで鈍った体を一新させようと散歩に出た。地域の公園ではシャーシャーシャーと蝉の合唱。水たまりは日差しの明かりを鏡のように映す。歩いていると、眩しい夏の日が全身に浴びせられ、いよいよ本格的夏の到来を思わせる。暑い暑い夏。

 梅雨明けは今週内との予報だが、せっかく花開いてくれた大きなヒマワリが、連日の風雨に花を打たれ、うなだれてしまっている。まっさらな黄色が茶色に変色、腐敗した花もある。真夏の日に当たれば回復し、また頭を太陽に向けてくれるのかどうか?

 住まい2階の窓を開け、ヒマワリを眺め、辺りに耳を澄ませてみる。

 うん?!無音になった。蝉が鳴き止んでいる。なぜだろう? 窓枠のサッシが日に焼かれて熱い。蝉たちは何処へ行ったのか。

 梅雨が明けるまで、しばらくは一喜一憂の日々が続きそうだ。うなだれたヒマワリたち梅雨の暑い日差し