新しいバンドの立ち上げに取り掛かっています。メンバーも8割がた揃ったところで、今回いくつか新しい試みをしてみたいと思っています。本番は1年後とまだまだ先の話なのですが、自分としては今までの集大成にしたいということで、宣伝なども含めて総合的に活動を展開してみたいと思っています。
今までのやり方だと、だいたいコアメンバーで大体のことを決めて、あとは他のメンバーにやってもらうという感じで、連絡はLINEやショートメール、譜面や曲のデータなどの共有はGoogleDrive、あとはその都度必要なツールを使って行うといった感じでした。ただ、スタジオで練習しても、その後のディスカッションなどもなく、個々人がそれぞれ自分のパートを仕上げるといった程度でした。
今までライブハウスでアマチュアのバンドの演奏を見てきた限りでは、部分的にいい音やいい演奏をしていても、全体としての魅力が発揮できていないバンドが多いというのが実感でした。自分もそう大したことは言えないのですが、特にスタジオの練習をなかなか効率的に行えないことやその結果を生かせないというのがバンド活動の一番の悩みなのではないでしょうか。特にトータルなバンドアレンジの必要性をすごく感じてます。
そこで今回はSlackとTrelloを使って、効率的にバンド活動をサポートできないか実験的に取り組んで見ることにしました。今回はメンバー8名とちょっと多めの編成なので、何かやはり入れ物は絶対必要だなと思った次第です。まだメンバー全員の参加にはいたっていませんが、無料の範囲でやれることを模索していこうと思います。
ツールにSlackを選んだのは、最近注目されているということもありますが、単純なチャットソフトではなく、他のアプリとの連携などでいろいろ拡張できるというところで、今のところTrello、GoogleDrive、Googleカレンダー、GoogleHangoutとの連携を設定しています。
やりたいこととしては、まずデータやファイルの共有と一元管理です。スタジオ練習の音源などもファイル登録と同時に全員とコミュニケーションが取れるので、修正などもスムーズになるのではないかと思っています。また、今回Trelloも初めて使うのですが、例えば曲ごとにボードを作ってアレンジのアイデアを詰めて行くとか、集客の方法を考えたりとか、機材の情報などとりあえずのメモでも一箇所にまとめておけるというのは凄くメリットがあるなという印象です。タスク管理ができるので、これを使い始めてからバンドがだんだん形になって行くのが見えるような感じで、楽しみというのか、凄くモチベーションが上がりました。
Trello画面
Slack画面(一部抜粋)
Slackとは双方向に連携していて、Slackからもボードに書き込んだりメモを作成できたりもしますが、むしろTrelloの方で操作する方が全体が見やすいですね。Slackへは例えばリストを移動した時や完了した時だけコメントを流す設定にしておけば、そううるさくなくSlackだけ見ていて全体の動きがわかるようになります。Trelloの画面だけだと現在の状態だけしかわかりませんから、Slackに時系列で動きが残されていれば、誰が何をしたかがよりわかりやすくなると思います。今のところはSlackのチャンネルとTrelloのボードを一対一で対応させていて、Trelloでまずドラフトを練って決まったらSlackに流すとか、そんな感じの使い方です。まだまだSlackも使い慣れていないので、活用はこれからという感じですが、MacからでもiPhoneからでも利用可能ですし、ブラウザさえあればどこからでも見れるので、可能性を凄く感じます。ただ、最初の登録とか、設定とかは少々面倒ですね。
バンドのイメージ写真とか、宣伝コピーなんかもツールを使って作って行けたらいいなと思っています。今までの経験だと、やはりメンバー各人の温度差もあって、任せきりになったり一人でやってたりして、それでも結局バンド名一つ決められないみたいなことが多かったですから、こういうツールを使うことで、少しはそういった状況は改善できるのではないかなと期待を持っています。
まだ使ってはいませんが、GoogleHngoutでビデオ会議とかもできますし、必要なツールは大体揃うんじゃないでしょうか。あ、ただスケジュール管理ではまだいい形が作れていません。カレンダーは共有できるようにしましたが、いまひとつ洗練されていないというか。ここはまだまだ勉強も足りてないのかも知れません。
今回は1回こっきりのプロジェクトとしてのバンドということで片手間の方ばかりですので、特にバンドとしての一体感をこの1年間でなんとか作って行きたいと思っています。そのためのツールとしてSlackとTrelloのコンビが役に立てば成功といったところでしょうか。個人的には、今までと違って、ここにくれば全部揃ってるし全体が見渡せるので、凄く安心感があります。バンドというのは個々人の熱量の総和が本番に出るものだと思っているのですが、実際それがなかなか揃わないのが実態で、それをうまくここに集めることができれば、本番も成功するような気がしています。また経過を随時報告していきたいと思います。