大英博物館展 | とれすけのブログ

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今日は東京都美術館の大英博物館展へ行って来た。

大英博物館。一度は行ってみたいと思っていた。
何かで今回の展示の情報を見つけて、早速行って来た次第。
モノは100個ということで、あまり期待してなかったのだが、なかなか楽しかった。

特段何が見たいとかなかったのだけれど、古代文明の遺物の現物が見られるという期待感はあった。
今回の展示の内容も、一部現代の作品もあるものの、多くは期待通りかなり古い時代のもので、それなりに見応えがあった。

午後も遅くで、規模から考えてそんなに混んでいないだろうと思ったのだが、チケット売り場には結構人が並んでいた。
ただ、窓口が2つしか開けてないのと、東京都美術館は料金の割引がいろいろあって、その確認もあるので捌きが遅いのが原因だろう。
前売りとか上野公園の入口の案内所でも売っているようだったので、そこで買っておけばよかった。
一般は1600円。
解説の音声ガイド(ヘッドホンとプレーヤのシステム、520円)も利用した。
入場料と合わせると、ちょっと割高感がある。
ただ、NHKと提携しているのか、タイムスクープハンターという番組のノリで俳優の要潤さんが解説をしていて、悪くない。

中へ入ると、人はそこそこ入ってはいたが、見えないというようなことはなく、落ち着いて見る事ができた。
お客さんは、夫婦、カップルが多く、どちらかというと女性が目立った。
印象に残ったのは、ヘブライ語が書かれたアストロラーベ、ビーグル号のクロノメーター、ロゼッタストーンなど。
ロゼッタストーンはレプリカだったけど、字ははっきり読めるし、これが発見されたときのことを考えると、感無量だ。
アストロラーベというのは天体観測機具とでもいうのだろうか、真鍮制の精巧なものに見えた。
これが1300年代のものだという。
クロノメーターは、航海用具とでもいうのだろうか。ビーグル号というだけでいろんなことが想起させられる。

日本の縄文土器もあり、これがなんかイメージが違って見えた。
ガンダーラの仏像とインドのターラーの菩薩像というのは、年代もちがうのだけれど、同じ仏教なのにニュアンスがかなり違う。
ラムセス二世像は圧巻。
アウグストゥス帝の胸像は美しい。
そんなこんなで2時間半、閉館ちかくまで飽きる事なく、むしろ時間を忘れて鑑賞していた。

出口に売店があって、関連商品を売っているのだが、少々お高い。
アストロラーベの模造品なんか、欲しいなと思ったけれど値段はなんと12万である。
他は、ちょっとめぼしいものがなかった。
金細工のものの模造品も、現代の方がはるかに製作技術は高いであろうに、ちょっと出来が悪く見えた。

100点と言う事で、1点1点を十分じっくり見るという感じだった。
色んな文明、年代のものがあるので、飽きる事が無い。
展示コーナーごとに発見場所の地図がパネルで大きくまとめられており、全体的な把握と再確認がしやすかった。
欲を言えば、本場の大英博物館にはこんなのもありますよ的なものがあっても良かったように思う。
もっともっと深堀りしたい部分があった。
点数的に物足りないかなと思っていたが、どうして十分という感じであった。あまり多くても見切れなくなってしまうだろう。ただ、欲を言えば、あと50点くらいは見たかった。
入場料から考えると、そのくらいないとちょっと納得感がない。

今日は天気も良く、上野公園を通り抜けるのも気持ちがよかった。
美術館、博物館系に行ったのは久しぶりだ。
あ、いやSF展には去年行ったか。
年に何回かは行っていい。
情報がまとまって見られるサイトがあるだろうか。
昔は、映画情報を見る為にぴあを隅から隅まで読んでいた時代があって、そういう時にひっかかったものだが、今はなかなかそういう機会がない。

そういえば、上野東京ラインの電車を初めて見た。
青とグリーンのラインで、なんか山手線みたいな車両。
せっかくだから乗ってみればよかった。
そのせいなのか、京浜東北線の快速が、ほぼ快速ではなくなりつつあるみたいだ。
個人的にはその逆の方がありがたいのだが。