EZ Vision再び | とれすけのブログ

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 EZ Visionというシーケンスソフトがある。私が最初に使ったソフトシーケンサーで、これ以降に慣れたソフトはないのだが、旧MacOS版しか存在せず、メーカーはもうない。打ち込みは随分前にやめてしまったのだが、久しぶりに使ってみたくなった。
 旧MacOSで動くソフトで、IntelMacでは起動の術もないのだが、エミュレーターを使えばなんとかなるかも、ということで、まずはBasiliskにたどり着く。関連ファイルをダウンロードして起動まではこぎ着ける。しかし、ここでSheepShaverというエミュレータを発見する。Basiliskは68kMac、SheepShverはPowerMacということのようだ。で、SheepSaverを使うことにする。
 で、なんとかOS9の起動までこぎ着けた。

SheepShaver

問題はEZ Visionのインストールであった。
EZ Visionはフロッピー2枚に納まっている。で、USB接続のフロッピードライブを引っ張り出してきたのだが、OSX上でフロッピーを認識しない。うんともすんとも言わない。他のフロッピーは読めるのでディスクがおかしいようだ。諦め切れないので、押し入れからPowerBook5300などという化石のようなMacを引っ張り出してみる。起動が心もとない。ディスクがカラカラと鳴っている。いい加減寿命だ。
 PowerBook5300の内蔵フロッピードライブに入れると、これが認識するんだな。どうも特殊なフォーマットらしい。さて、ドライブは認識できたが、それをどうやってSheepShaverまで持っていくか。今日はこれに1日かかってしまった。

 まず、手軽な方法として、ディスクイメージにしてフロッピーに入れること。DiskCopyというソフトを使って、ディスクイメージは無事に出来た。それを別のフロッピーにコピーして、OSXのUSBフロッピードライブに入れる。これは認識するので、中のディスクイメージをSheepShaverとOSXの共有に使うUnixというフォルダに入れる。SheppShaver側から、これを起動ディスクにコピーして、ディスクをマウント、すればいいはずだが、これが出来ない。アイコンも変わってしまっている。Unixというフォルダを介すると文字化けもしてしまうので、属性が変わってしまうようだ。ResEditで確認するとリソースフォークが丸々失われている。DOSフォーマットのフロッピーを使ったのも良くなかったのかも知れない。

 次は、フロッピーをPowerBookの方でMacOS用にフォーマットしてコピー。OSX側で一旦仮のフォルダに置く。そして、これをToastでCDに焼く。SheepShaverはCD-ROMなら認識できるのだ。
 焼いたものをドライブに入れてSheepShaverを起動。認識したCDからディスクイメージファイルを起動ディスクにコピー。今度は無事にディスクイメージのアイコンが生きている。
インストーラをダブルクリックで、うまくインストールは完了。胸をときめかせて、EZ Visionのアイコンをダブルクリックする。おお、Visionが起動した。

 vision



 さて、ここまでやってきて残念なのだが、SheepSaver上でのEZ Visionは動くには動くが、再生が出来ない。Runしないのだ。また、Midiコントロールもインターフェースとの通信ができないようで、どうも方法がない。私の持ってるEZ Visonはバージョンが2.0なので、QuickTimeの音源も使えない、ということでどうにも使い用がない。
 PowerBook5300では問題なく動く。しかし、このマシンをわざわざ使うのもどうかという感じだ。シリアルポート用のMIDIインターフェースも見つけ出せないし。かくなる上はG4Cubeを復活させようか、などと思うが、時間が尽きた。

ここへ来て、古い音源モジュール、昔持っていたTX81Zとか、D110とか、また使ってみたくなった。手元にはローランドのU-220とU-110があるが、もう何年もセットアップしていない。少し時間をかけてセットしてみようかと思うのだが、シーケンサはやはりVisionを使いたい、と強く思うのである。



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