ススキノ首切り殺人事件 | 猫好きのブログ

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資格試験とその応用

 精神科医の田村修容疑者は娘の瑠奈容疑者との会話3年分を録音しており、証拠として提出するそうだ。

 

 父母二人は直接関与していないので無罪、瑠奈容疑者は精神異常で無罪というのが弁護人のシナリオと感じた。

 

 正直いって弁護人の冒頭陳述を読んでいる内に気持ち悪くなりましたね。弁護側は瑠奈容疑者が子供の頃から(少なくても中学生以降)異常で、両親共に我儘を容認せざるを得なかったことを強調していた。特に18歳頃に多重人格になり、益々異常になってしまったとのこと。

 

 田村修は鋸や刃物を買いに行ったり、殺害後に車で連れて帰っているが、殺人があったことを知らないと否定している。

 

 知ったのは自宅に飾られた首を見てからだそうだ。これは父母が遺棄したのを隠したのではなく、住んでいた家に遺体があったという状態に過ぎず、遺棄という行為を伴っていないから、犯罪は成立しないという。

 

 そしてこういう信じられない行為を行う瑠奈は責任能力がないということで無罪放免ということになる。

 

 瑠奈は施設に閉じ込められるかもしれないが、刑務所とは違い、父母はいつでも面会できる。ひょっとした世間が忘れた頃に家に戻れるかもしれない。

 

 

 なんかモヤモヤしますね。検事が有効な反論を行わなければ、本当に無罪かもしれませんよ。田村修容疑者も無罪なら医師免許を失わない。

 

 そもそも勤務先の病院を退職したのだろうか?医者はなんだかんだいって特別だから、担当している患者がいるので、判決の結果が出るまで保留扱いかもしれませんよ。過去には覚醒剤で逮捕された精神科医がそのまま病院に勤務し続けたという実例もある。もしそうだとしたら無罪判決後に職場復帰するかもしれませんよ。

 

 ま、年齢的に老後を暮らす分ぐらいのお金を残しているだろうから、そのまま引退してひっそり暮らすかもしれないですけどね。