旭川女子高生殺人事件 その2 | 猫好きのブログ

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 その後分かった新たな情報を追加する。

 

 21歳の女主犯は10代の子たちを引き連れて、旭川市内の歓楽街を普段からウロウロしていたとのこと。地元では繁華街の名前を取って3・6キッズというそうだ(3条6丁目だからサンロク)。これはトー横(東京)、グリ横(大阪)等と同様、家庭環境に問題の集まる子供たちがコミユニティを作っているというやつで、一地方都市でもそのようなものが成立しているとは驚きだ。

 

 書き込みを読むと、21歳なって10代の子を引き連れて歩くとは、同世代の子に友達を作れず、発達障害じゃないかという意見があったが、そういうものではないと思う。年長者が15、16歳の子供に接近するということは、犯罪に利用する目的だってあるのだ。実際、この事件には16歳の男女が二人加わっていた。

 

 被害者は加害者がSNSに出していた写真を勝手に使用して、被害者が10万円支払うことで解決するということになったそうだが、電子マネーの送金が上手くできず、結局、加害者は被害者の住む60キロ先の町まで取りに行くことになった。その後、車に乗せられ、旭川市に連れてこられ、暴行の上、高さ10メートルの橋から突き落とされたのである。

 

 女子高生にとって10万円は大金だ。それだけ払うと言ったのは暴力をチラつかされたのであろう。離れた町なので無視すればよかったのだろうが、SNSで学校や名前などの個人情報を出していると、ヤンキー軍団を引き連れて家まで押しかけられる危険性があったから、10万円で和解に応じたのであろう。

 

 10代が主力の連中といっても、繁華街にたむろしているだけでなく、飲み屋にも出入りしてたという目撃談がある。一部の店では未成年者の出入りを黙認していたとのことだ。こういう連中にはケツモチの半グレが付いていたりするので、周囲も見て見ぬ振りをする。だから彼らにとっては「聖域」になるのだ。勿論悪い大人は好意だけで相手している訳ではない。ドラッグ、援交、窃盗などの犯罪の手足に使うことであろう。

 

 普通の女子高生がこういう連中に目を付けられたら、恐怖から逃れるために金を払うと言うだろう。道の駅で待ち合わせた後に60キロ先の旭川市まで車に乗せられて移動したところを見ると、被害者は約束させられたお金を持っていなかったのかもしれない。

 

 でもまさか殺されるとは。ニュースに出たつり橋付近は自殺の名所だそうだ。そんな場所に連れて行くとは、犯人は脅すというよりも、最初から殺すつもりだったのかもしれない。